2015年7月19日 技術士試験(二次)総合技術管理部門

 

7月19日(日) 技術士(二次) 総合技術管理部門 経営工学-サービスマネジメント プロジェクトマネジメントを受験してきた。

(1)資格としての価値(主観)

結局,1次試験同様,何の対策もできなかった。テキストらしきものは買ったが,たぶんこれ違う分野?やらなくてよかった。過去問題はざっと目を通したけど,問題を解く時間はなかった。

けど・・・この試験,対策らしい対策はいらない。ただそれは,軽く見ているんじゃなくて,「範囲が広く,そこそこ細かいので,長期的取組が必要で実力が問われる。」から。そんな印象。

ただ,難しいわけではなく,中小企業診断士とST,PM,SM,少しSC(FEレベル)をちゃんと勉強しておけば大丈夫。特に,技術士としての対策は不要・・・というか,それをすると危険。もう少し難しい診断士等の勉強でちゃんと基礎を付けておく必要がある。

それと・・・やっぱりこの技術士ってのは,機械だったり,建設だったり,職人の資格だと思う。狙うなら機械工学とかの方が勉強になる。プロジェクトマネジメントや,経営に ”技術” を当てはめるのはどうだろう? やるんだったら,もっと新しい経営管理手法やIT,管理技術を出さないと,産業革命時代の歴史を学んでも時代が違う。コトラーすら出てきていないし。

合否がわからない今,言えないけど・・・中小企業診断士 > 販売士1級 > PM > ここぐらいかな?

(2)試験そのもの

必須科目Ⅰ-1 (2時間で40問。多肢選択式)

 

1問3分。時計を忘れたので早めに解いていったが,1問2分ほどかかる。情報処理の午前Ⅱよりも難易度は高い。でもそれは,情報処理の午前Ⅱがでるとこわかってるからで,新規問題だと逆転するレベル。

「ITエンジニアの【業務知識】がわかる本」を読んでいれば,そこそこ点数はとれる。

但し法律に関しては,上記の書籍は1-2ページ程度にまとめているので,情報処理で扱うものをある程度実務レベルまで持って行っておいた方が良い。レベル的には,社労士や公認会計士ほど難しくないけど,診断士の法務よりは癖がある。法律は,各省庁の発行する「あらまし」を見て実務レベルにしておいた方が良い。これは試験対策ではなく社会人として。出る法律は,情報処理とほぼ同じ。

あと・・・環境問題が8問。そこで4問も落としてしまった。環境は忘れているし,上記の本にも書いていない部分。業界知識の本を書いたときに調べた知識(10年前)を頼りに,何とか半分が精いっぱい。集中力もなくケアレスミスも重なった。ただ,確かに環境に関する国や世界の取り組みは知っておくべきなので,次回の業務知識本では含むようにしたい。

その他,少しIT関連の問題も出るが,これはIPレベルなのでスルー。PMBOK,情処のPM関連も簡単なのでスルー。1次試験のように科学や物理は出ないので良かった。

必須科目Ⅰ-2 (3.5時間で1問。論述式。3,000字以内)

細かいルールが問題文に書いている。要求事項は情報処理の問題よりも細かい。その分,知識があればすごく書きやすい。

経験を書くのではなく,架空のケースを設定し,その時にあなたはどうするのか?的な問題に見えた。(違ってたらまずい。落ちてる。)

ただ,下記の点が事前準備をしていないので不明。全くわからない中,手探り状態だった。

 ・ お作法(記述ルール)
 ・ 抽象的,知識,具体的,その粒度やバランスがわからない
  → 問題文を見る限り,抽象的>知識>具体的と見えた
 ・ 何をどう書いていいのかわからない

これらが明確で,合格基準や採点方法などがわかれば楽勝のレベル。間違いなく,情報処理技術者試験の論文の方が難しい。今回はリスクマネジメントが出たけど,問われていることが多く書きやすかった。難しかったのは,それで3,000字に押えないといけない点。どうしても内容が薄くなる。それでいいのか?

結局,2時間も必要なく1時間40分ぐらいで3,000字MAX埋まったので出てきた。問題文は持って帰れなかったので(途中退出のため),後日ダウンロードしないといけないが,それはさておき,3.5時間もあるのなら,5,000字にしてくれればもう少し細かく書ける。

(3)合否結果予想

多肢選択式の迷ったところはネットで調べて確認。明日も同じ問題出るかもなので。その結果,8割程度はあるはず。論文も大丈夫だと思うので(少なくとも,100%理解できていた),合格していると思うけど,下記の懸念は残る。

 ・ 何か論文に暗黙のルールがある

ただ,その場合,それを踏まえて来年受ければ間違いなく通る。あるいは,今回,あまりにも眠過ぎて途中退出したため,論文を問題に写すのを止めた。今は記憶にあるけど,明日もあるし,しんどいので再現はしない。なので来年もう一回受ける。そして,再現させて点数と照らし合せて,点数の根拠を試してみたいと思う。

以上。

明日は,技術士の経営工学。今日は過去問題に目を通す。環境が出てたら,そこはネットで情報を入れて完璧に仕上げていく。

ちなみに,本来ならこれ受けていない試験。乃木坂46のアンダーライブの千秋楽に行って,情報処理を2期連続受けれなかったために追加した区分。合格していなくても善戦できたので,どちらにせよ,あの日の選択が正しかったことにできた。

 

→ 2017.7.18追記 総合技術監理部門は,2日に分かれてたのか。もう忘れた(笑)。初日だったことは覚えている。やっぱ途中退出で来てたんだこの年は。なお,結果はクリアしていた(後述するように口述試験で落とされたけど)。なので,特に世間で言われているようなお作法的なものは無かった。都市伝説的な感じなのだろう。情報処理技術者試験のノウハウを少しアレンジすれば使える。ま,これって結局マネジメントだからな。

 

(つづく)