前回の続き。あと一言だけ。
今回の舞台でも…彼女たちからは,“表現力”について多くのことを学ばせてもらいました。
こういうと…
「表現力なら,もっとすごい女優さんもいるし…もっと経験豊富な演者さんの集まる舞台もあるだろう」
って必ず言われます。
でもね。よーく考えてみてください。
時代はとっくに変わっている
僕たちのような一般人が,芸能人に求めるものは…情報が得られなかった昔とは全然変わっちゃってるんですよね。
昔は,その芸能人に近しい関係者しか…その人の本当の生き様を知りえなかった。だから虚構や偶像を作り上げることに成功すれば,後は…芸能人のスキルを見るしかなかったんですよね,僕たち一般人は。
だから…ある意味仕方無く,芸能人を“芸事だけ”で評価していた。
でも今は違う。僕たち一般人でも,芸能人の日々の言動から思考を得ることができるし…その人の生き様を視ることができる。
だから,芸能人本人の考え方や生き様の延長線上に,その芸能人のパフォーマンスを観るようになっちゃったんです。
だから…いくら演技が上手でも,いくらルックスが良くても,いくら頭が良くても,いくら金を稼いでいても…生き様をリスペクトできない相手には一切目を向けない。
心は動かないし...
当然,影響も受けない。
それがいいことかどうかはわかりません。作品だけで評価するという昔ながらの考え方もいいかもしれない。でも,結果,僕たちが選んでいるのは…
生き様含めたパフォーマンス…
すなわち、努力の根拠や,努力の過程も含めてのパフォーマンスの方なんですよね。
そこに敬意を払えないと…感動もできない(笑)。
今の芸能界を見たら…それが普通によくわかるよね。
僕自身,相手の年齢や業績ではなく…どうしても生き様に目が行くので,結果,乃木坂46に惹かれているだけ。会場で会う若い乃木ヲタも大好きですよ。なんなんでしょうね…老人よりも,今の若い人の方がすごく魅力的。「いやらしい目」じゃないですよ(笑)。素直に尊敬対象です。
僕たちビジネスパーソンが必要とする表現力って何?
それに…僕たちビジネスパーソンが求めている“表現力”っていうのも同じですよね。
その演者の私生活をも凌駕する“演技力”や“作品”でしょうか?
いやいや…僕たちは芸能人を目指しているわけじゃない。しかも,そういう表面的な“見た目”ばかりを練習する人って…俗にいう詐欺師に多いですよね。ビジネスの世界だと。詐欺師は,まず外見から入る(笑)。
そうじゃなく,やっぱり…
自分の思考や生き様,すなわち努力の根拠や,努力の過程も合わせてのパフォーマンス(=表現力)を身に付けたい。
ビジネスパーソンにとっては,そうしたもの…すべてに一貫性があって初めて“信用”を得ることができるわけだから。
だから…僕は,乃木坂46のメンバーから学ぶのです。
と言っても…僕が勝手に,彼女たちの背中を見て学んでいるだけですが。
背中を魅せる教育
実は,それも参考にさせてもらっていたり。いやはや学ぶことが多すぎる。ためになる。
見栄や体裁にこだわらない。それが俺の強み
最後の最後に。
僕は,見栄や体裁ではなく実を取る。何事においても。それが最大の強みだと思っています。
本よりテレビ。偉人よりアイドル。先生や教授より我が娘。
年齢でも知名度でもない。
ま,あと10年もすれば…彼女たちもアイドルじゃなくなるから,そうなったら僕自身も,周囲から“奇異な眼”でみられなくなると思います(笑)。
ただその時には,色眼鏡でしか見れない人と僕の間には,取り返しのつかない圧倒的な差ができているでしょうけどね!
(おしまい)