この前の投稿 「【矛盾の解消】仕事の鬼 ✕ 家族との時間

…のつづき。

 

Part2

 

この矛盾は,政府が行っている働き方改革を企業が受け入れた後の世界になったら…別に,乃木坂のイベントを優先しなくても,考えないといけないテーマになってきます。

 

トレードオフの関係にある“労働時間短縮”と“生産性向上”の両立を。

 

 

会社に依存するか,自分で先にやっちゃうか

 

会社が…情報システムや機械(ロボット等)など生産性を高めることのできるツール(=武器)を支給してくれるのなら安心です。

 

しかし…それをただただ期待するだけではギャンブル。

 

同一労働同一賃金,期間の定めのない労働契約を結んでいる…いわゆる非正規雇用との格差をなくすという建前で実質収入が下がることも十分考えられます。

 

そこで,考えるべきことは…自分の力で生産性を向上させること!

 

そっちにシフトしていくべきです。こんな感じで。

 

 

 

会社はアウトプットの場になる

 

例えば,平均1日10時間会社に居た頃だったら…

 

情報収集や考えごと,調査なども全部会社で行うことができました。残業でカバーすればいいし,最悪,自分の判断で残業付けずにやればいいと。仕事に対するこだわりや,新しいことへの挑戦なども,時間で解決することができたのです。

 

でも…それが難しくなりますよね。

 

まず上司の眼,周囲の眼が厳しくなる。「残業できないんだから!」という理由で,休憩はもちろんのこと,考え事や調査,情報収集などもやりにくくなることは容易に想像つきます。

 

なので…自然と,勤務時間として拘束されているうちはアウトプットすることを最優先に縛られるでしょう。図のように。

 

 

自宅でやらないといけないことが出来る。それでストレスフルになる可能性が…

 

でも,会社の資料もデータも自宅には持ち帰れない。

 

だから自ずと,情報収集,調べ物,考える作業(企画など)など…頭一つでできるもの,あるいはスマホがあればできることを持ち帰ることに。

 

ただ…それって残業代も無いわけですから,趣味や家族との時間を犠牲にしていると…徐々にではあるけれど,確実にストレスは溜まってきます。だからと言って,睡眠時間を削れば…よけいにメンタルやられる可能性が高まる。

 

 

ストレスを貯めないようにするには…

 

そう考えたら…ストレスをためないようにするには,趣味や家族団らんと仕事や勉強を同時並行で進めなければならないってところに行きつきます。

 

まぁ…「~しながら…」と言っても,実際に二人になるわけないので,密度は低くなるかもしれませんが…でも,一緒に居る時間は6時間,仕事や勉強も6時間という…図のような生活も不可能ってわけでもないんです。

 

だって…お互いずっと見つめあって愛を語り合うっていうのも…そう何年も継続できるもんじゃないし…お互いが自分の時間,自分の世界を大事にすることも大事だし…。

 

 

頭と心だったら,スマホとネットが“どこでもドア”になる!

 

それに…

 

例えば…家族がリビングに集っている時に,自分(父)が仕事をしながら,嫁は実家の親やママ友と,娘たちは彼氏や友達とLINEしている状況を見た時,

 

「家族の関係も希薄になったよね。バラバラじゃん。」という人もいるかもしれないけれど…果たしてそうなんでしょうか?

 

逆に,スマホがあるから…年頃の娘たちと家族団らんリビングに居られるって考えれば,喜ばしいことだと思うんですよね。

 

スマホもPCも無ければ…娘たちは大好きな彼氏の元に直接会いに行くしかない。同棲を始めて家に寄り付かなくなるかもしれないし。俺も会社で仕事をするしかない。嫁も実家に…そうなると,強い絆で結ばれていたとしても…物理的に時間と場所が合わなければバラバラになってしまう。

 

あるいは…そうならないように我慢していると,ストレスが溜まっていずれ破たんする。居たくも無いのに「夕食は家族で」という強制的ルールで束縛された日には…

 

なので…考え方ひとつ。

 

スマホとネットがあれば,“心”だけは…どこでもドアがあるが如く,親と彼氏の間を瞬時に行き来できる!それと同じで,仕事と家庭の間を,どこでもドアを使っているように…行き来できてる!って考えて,文明を最大限に活用しちゃいましょう!

 

まだまだすぐには必要ないことかもしれませんが,こんな世界が来た時のために…今から,資格試験の勉強なんかで練習しておいてもいいかもしれませんよね。

 

こんなのは,単なる慣れですから…。やってれば,誰だってできますからね。

 

 

(おわり)