まず,一番簡単なのは…
子どもが勉強している時に,自分も勉強すること。
子供が小学生ぐらいになると宿題が出るし,中学生や高校生になると試験前には試験勉強をするようになります。
それに合わせて,自分もリビングで…同じようなことをすればいいんです。
① 資格取得の勉強
② 新製品や新技術の情報収集
③ 技術書の読書
④ 仕事(企画等の考える仕事)
⑤ 仕事(プログラミングや設計)
お互い集中しているから,かなり何でもできます。
ただ…これを長期間続けるには,いくつか守らなければならないルールがあります。
(1) 子供に合わせること
自分の仕事があるから子供に宿題をさせるというのはNG。長続きしない。子供が宿題をしている時に,このプロセスで。
ま,子供がテレビを見ていたり,マンガを読んでいても同じだけど。
(2) 「ゴメン,今集中しているから後で」は絶対に言わない
一緒に勉強した経験のある人ならわかると思いますが,自分から話しかけることもあれば,相手から話しかけられることもある。そういう時に…
「ゴメン,今集中しているから後で」
これ…禁句なんですね。
この言葉を出す可能性がある作業をするのなら,それはそこで行う作業じゃありません。子供が寝てからひとり静かに集中して行えばいい。ここでは,子供からの割り込みは100%乗っかるようにしなければなりません。そうしないと…子供は,もうそこで勉強するメリットが無いので,そのうちすぐにリビングで勉強はしなくなるでしょう。
逆に,子供に話しかけるかどうかは…子供の集中具合を見て,察知しながら程よいタイミングを見計らって声かけをします。
わかりますか?
これって…そのまま職場でのマネジメントと同じなんですよね。部下からの割り込みを処理できない上司はダメだし,部下の邪魔をする上司もダメ。目配り気配りの練習に最適なんです。
(3) 目を輝かせ,楽しそうにすること
資格取得の勉強をするのも,仕事をするのも何でもいいけど…楽しそうにすることです。そういう意味で,邪魔にならない独り言はOKです。笑顔で目を輝かせながらやることを忘れないように。
子供は,大人の表情を見て楽しいかどうかを判断します。
だから,今の仕事が面白い!こんなに知らないことを知るってことが楽しいって言うことを表情と態度で示しておくと,その姿を見て未来に希望を持つんですよね。
だからパフォーマンスでもいいので,演じ切ってみてください。
子供を勉強好きにするのが良いことか悪いことかはわかりませんが…勉強好きにしたいなら,この方法が一番だと思ってます。できれば幼稚園ぐらいから始めた方が良いでしょう。最悪なのは,勉強していない人が口にする「勉強しろ!」という言葉。言葉に何の説得力も無い。子供ながらに「お前が言うか…」ってなるんですよね。
これも,部下のマネジメントと同じですよね。
子供と一緒にリビングで勉強する効果
まず,子供にとって…リビングで勉強する効果は…孤独にしないとか,それこそ集中と緩和のバランスを練習させるとか,いろいろあるようですが…(東大生が頭がいいのかどうかわかりませんが),東大生はリビングで勉強していた人が多いことでも有名ですからね。
それに,先に示した通り…子供を部下に置き換えると,マネジメントの練習になります。部下に自己啓発の必要性を訴求するのも,背中を見せるのが一番ですからね。その練習が自宅でもできる。PMになる前にやっておきたいですよね。特に,割り込み処理のスキルは重要です。しょーもない上司は,忙しくて話しかけにくい上司。いくら忙しくても,話しかけやすい隙を作っておかないと。
そして最後に…自分のため。実は,生産性も高くなります。僕の経験上ですが…。ちょうどこの図のような感じです。
エネルギー補給源がそこにあるわけですから,そりゃモチベーションあがりますよね。しかも集中と緩和のバランスがすごくいい。
これって…実は,乃木坂のイベントでも同じなんですよね。
例えば僕は,何度も何度も舞台を観に行きます。少し抑えないといけないなと思っていた「あさひなぐ」さえ,結局10回行きました。名古屋の千穐楽も行きます。
で,最初の1回目はどうしても集中してしまうのですが,2回目以後は,7割ぐらいの集中度で…いろいろ脳内で考え事をしています。乃木坂メンバのために何ができるかな?というのがほとんどですが,それを執筆に絡めたり,研修に絡めているので…結局,仕事のことであったり。
というわけで…これは簡単ですよね。
(つづく)