名言とされているものの中にも...大嫌いなものがある。
 
例えばこれ。
 

「今日できることを、明日に延ばすことなかれ」

 
はぁ!?
 
なんでしなきゃいけねーんだよ!
 
 
100歩譲って、僕のことを無条件で最優先に愛してくれる家族が僕に言うのなら...気持ちはわかる。
 
でも...これ言ってるのって、多くは立場が上の人。だとしたら...その言葉の前には「俺のために」が付く。こんな風に。
 
「(俺のために)今日中にやれよ。」
 
知るかっつーの。
 
それに...親身になってくれる人は、まず言わない。普通は「明日じゃダメなの?」という感じだよな。
 
特に仕事が速くなったら、成果物も相対的に多いわけだから、自ずと「まだできるけど、明日でいいや」となる。
 
あるいは仮に「今日しなければならないこと」だとしたら、それはそれで準備不足なわけで...もっと早くから着手すればいいだけ。
 
 
「今日できることを明日に延ばすなかれ。」と言う状況に陥ること自体ダメなわけで、それだったら前もって準備をしっかりしておき「1ケ月以内にすればいいよな。」とした方がいい。
 
 
「今日できることは...」なんて言うからストレスが溜まるわけで、しかもそれを必要としているのが誰かを考えると…
 
やっぱ嫌いだわ、この言葉。
 
先を読み、必要性を感じない時から開始し...やってもやらなくてもいい時にやるからストレスがかからないっつーの。
 
チャンスを逃さないためとか、着手を速くとか...それはものによるんだよな。何でもかんでもやる必要ない。瞬発力を使うのはCoCo壱番。
 
そんなことよりも、究極にまで生産性を高める方が絶対に重要。そのために捨てなければならないのがストレス。つまり、明日でいいなら明日にしろってこと。
 
 
自分で盛り上がってる時...いわゆる意識高い系になっている時に多いけど...ITエンジニアは大丈夫だよね。一生勉強続くからこんな働き方してたらダメぜよ。せいぜいもって10〜20年。短距離走ならいいけど...。ITに携わってるのなら勝負はその先だからな。後半20年でいかにシフトアップできるか?それにかかってるからな。
 
 
ノンビリ行こーぜ!
 
 
そもそもこの言葉の逸話って昔すぎて...今なら明日に回すリスクは昔ほど大きくない。古い考え方、もしくは使用者目線。
 
 
これからはNG
 
ちなみに...労働基準法改正等で労働時間短縮に向けた政府の働き方改革の元では、これは死後だな。
 
「もう今日は残業できないから、明日に回して帰りなよ。」という声かけが上司には求められる。
 
そうしないと、企業の安全配慮義務違反及び上司の注意義務違反になることも。何かあったらね。3割は上司も訴えられてるからね一緒に。無言の圧力もダメ!
 
きちんと明日でいいことは明日に回して帰らせる。休ませる。そういうことが、今後必要なマネジメント。
 
今日できることは...今日やってけ!
 
ブラック認定されちゃうよ。