5月26日,少し時間が空いたので…かねてより行きたかった国会図書館に行ってきました。
目的は…僕の周囲にいる,僕のたわいない乃木ヲタ話に付き合ってくれている優秀なITエンジニアたちへの情報提供です。特に,今秋行われる情報処理技術者試験の最高峰,ITストラテジストの合格を狙っている受験生の方々への情報提供です。
なので,ITエンジニアではない方にとっては…面白くないのでスルーしてくださいね。
ITストラテジスト試験に合格するために必要なこと
情報処理技術者試験の最高峰,ITストラテジスト試験では,午後Ⅱ論述試験において…最初に(設問アで)事業概要や事業特性の記述が求められます。
僕は,この国家資格の合格請負人として…試験対策を実施しているのですが…
そこで。
最初に書かないといけない設問アで,市場規模や年商,シェア,ポジショニングなどを定量的に表現して,そこから経営目標(これも定量的)からの,経営戦略及び情報戦略につなげていくようにアドバイスしています。
もちろん,ここでの定量化が合格の必須条件ではないのですが,究極の客観性を持っている”数字”を出すことで合格に近くなるのはいたって当然のこと。出ていないアバウトな主観的表現だけの論文と比較してみたらわかります。一目瞭然,その差は圧倒的です。
なので,合格を確実にするためには(他の論文と圧倒的な差をつけるためには),数字が必要なので…そう指導しています。
また,この試験は…他の論文試験をクリアしてきた方々が受験するので…2時間でそこそこの文章を書く人たちが受験します。だから,これまで実施してきた試験対策そのものを変えていかないと,学習効率が下がります。
要するに…PMやSA,SMなんかで提唱している…
・2時間手書きで書く練習
・第三者に伝わるように,かつ具体的に書く練習
などのこのような練習は不要になります。そうではなく…
・対象企業の調査・分析
・BSCを活用したインフルエンスダイアグラムの作成
こっちなのです。
(このあたりのもっとコアな情報提供は,おいおいやっていくので,今日のところはこのあたりで)
株式会社きんざいの「業種別審査事典」
で,そうした試験対策=企業の調査・分析に最適なものとして,銀行の融資担当の方々や,中小企業診断士,経営コンサルタント,ITコンサルタントなど…ITストラテジストと同じようなスキルが必要な方々が使用している
株式会社きんざいの「業種別審査事典」を紹介してきました。
僕自身も使っていて,コンパクトによくまとまっているなと感じていたので…「これいいよ!」って。
でも…いかんせん高額なんですよね。個人では手が出しずらい。
会社にあればそれを使えばいいし,会社が金を出してくれるなら会社に1セット置いておいた方がいいのですが…個人で購入するとなると,ちょっと…。
そこで,いろいろ調べた結果,大きな図書館で閲覧と部分的にコピーができるという情報を掴んだのです。東京だと,まずは国会図書館。ここなら間違いないと。
それ以来…ITストラテジストを受験する人には,国会図書館にあるよという情報を提供してきました。
ただ,そういう僕自身…図書館に行く習慣そのものがなかったので,全然行く機会もなく(単にめんどくさかっただけですが…),放置していました。
自分は,業種別審査事典もってることもあって。
でもやっぱり…それじゃあいかんということで,国会図書館にその存在を知ってから10年以上になりますが…ようやく出向いてみたのです。
(後半に続く)