今日は１１月２２日。いい夫婦の日です。
朝早くから三者面談のため学校に赴いたやすバーンは、面談後、いつもの場所に向かいました。
そして、そこには、いつものように言葉がありました。
階段の踊り場には、先生がみんなに向けた言葉が書かれていることを私は知っていました。
そして、それは毎日書き換えられているということも。
この黒板に初めて出会って以来、私は先生の子供たちに向けたメッセージを読むことが
PTA活動の一つの楽しみになっていました。
そして、その黒板の内容を家に持ち帰り、家族みんなで話すことが、
やがて岡本家の日常になっていました。
黒板の内容は、多岐にわたります。
授業のこと、季節のこと、受験のこと、時事のことなど、その時々のタイムリーな話題を
先生の言葉で、子供たちに問い、語りかけるのです。
次男セーマンは、中学１年生になった頃、
毎日のように、この黒板の内容をメモに記し、母に言葉のお土産として持ち帰ってきてくれていました。
先生によって、「らしさ」が散りばめられ、
筆跡はもちろんのこと、話の内容から、その先生らしさを堪能することが、
いつの間にか、息子と母の楽しみになっていました。
今日の黒板は、息子とどれだけ共有できるか分かりませんが、
私は、先生が放つ言葉一つ一つが、まるで温泉の効能のように、
じっくりゆっくり自分の心に沁みていくのを感じました。
それは、これまで言葉にしたことのなかった夫婦のことを、
先生がまるで我が子に語りかけるように、
私たち親の代わりに伝えてくれているような、そんな内容でした。
11/22（火）書きながら気付いてしまいました・・・。
今日はいい夫婦の日であることに・・・。
いい夫婦ってどんな夫婦っていうのは、人それぞれ、夫婦の数だけいろんな形があるんだろうけど、
じゃあ、自分はと聞かれると答えに困ってしまうなあ。
街中やニュースでよく取り上げられるこの話題。なんか夫婦にしか通じない夫婦語、
テレパシーみたいなものはある気がします。
血のつながっている親は分かるにしても、もともとはあかの他人だったのに、なんかつながっているんだよ。
わからないけど、理屈は抜きにね。すごいよなあ。以心伝心ってやつです。
早速、帰宅した息子と黒板談義です。
＿＿＿ねぇ、今日の黒板も良かったよねー！
「うーん。。。結婚してないから、よく分からなかった。結婚したら、分かるのかなぁ？」
＿＿＿そうかー！そうだよねー（笑）
やすバーンは、可笑しくなって笑ってしまいました。
きっと村長（夫）が近くにいたら、目を見合わせて一緒に笑っているだろうなぁとも思いました。
でも、何がおかしいのか説明はできないのだと思います。
そう、黒板に書かれていた、まさに・・・「理屈抜きで、なんかつながってる」んです。
夫と繋がって、２１年になりました。
そして、今日、いい夫婦の日に、両親は４７回目の結婚記念日を迎えました。
「理屈抜きで、なんかつながって」い続けてくれたおかげで、今の私があります。
夫婦いろいろありますが、世の中にはこんなにたくさんの人がいる中で、
「理屈抜きで、なんかつながってる」ことが出来たご縁、奇跡ですね。
大事に育みたいと思います。
いい夫婦の日、万歳。
先生、今日も学びをありがとうございました！
＊写真の黒板については、先生の許可を得て掲載しております！ご快諾頂きありがとうございました！
またご奔走頂いた先生も、ありがとうございました！
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