思いがけない息子の言葉がとても嬉しくて、そして、忘れたくなくて、ここに記しておこうと思いました。
ご容赦ください。
それは、連休初日の夜のことでした。
全ての家事を終えて、そろそろ寝ようとした、その時。
____ピーピーピー
洗面室から、洗濯の終わりを告げる音が鳴りました。
あ、そうだ・・・洗濯物を回してたっけ・・・。
寝る前に洗濯物を干さなくっちゃ。
洗濯機から洗い終わったばかりの洗濯物を取り出す母。
そこへ、勉強を終え、寝る前の歯磨きをしにやってきた息子が言いました。
「大丈夫ですよ。洗濯物、干しときますんで。先に寝てください。」
時刻は午前零時を回ろうとしていました。
___ありがとう。大丈夫よ。アナタこそ早く寝なさい。明日があるんだから。おやすみなさい。
母は息子の気持ちだけを受け取って、夜の挨拶を告げました。
すると息子が言いました。
「これまでたくさんの洗濯物を干してきたんですから、もう選手交代ですよ。」
あまりにも思いがけない言葉に、なんだか胸が熱くなってしまいました。
大きな時の流れを感じると共に、子供達の背中を追いかけ回して走り回って、
洗濯をしてもしても終わらない時期を思い出し、大きくなった洗濯物と息子の背中を眺めながら、
しみじみしてしまいました。
母が干していると、息子も干し始めました。
2人で干すとあっという間に終わりました。
「じゃ、おやすみなさーい。今日も一日、ありがとうございましたー!」
そう言って、眠りにつく息子。
母はいつも彼の言葉に救われるなぁ・・・と思いながら、息子の顔を眺めるのでした。
ありがとう、セーマン。
大阪にお邪魔します!
元気もりもりYouTube(動画配信)