ご訪問、ご精読、イイね!にコメント
さらには読者登録まで!感謝の極み!


年が明けてしばらくして、
アイツはそっとアタシに呟いた。


セーマン「最近、タイ兄ちゃんと、
あんまり会えなくて、寂しいね・・・」


中学生になって、タイ兄貴は、忙しくなった。

毎日帰りも遅くなった。
土日もなく学校や自主学習で家を開けることが多くなった。


冬休みもそれは変わらない。

{4066FCA8-2AB1-4694-B9A9-49D818C29C0F}



セーマン「高校生とか大学生とかになったら、
このままどんどん会えなくなるのかな・・・」


アイツの気持ちが痛いほど分かる。
胸の奥がズキンとした。



その夜。
アタシはタイ兄にセーマンの呟きの話を伝えた。


明くる日、
タイ兄貴は、予定を切り上げて、いつもよりだいぶ早く帰ってきてくれた。

{EBAFC7A7-70D5-4544-B437-214ABA0C265D}



セーマンはとても嬉しそうだった。
{68B0A8E2-90B7-4700-A856-880D6824121E}



大喜びだった。
{9D516124-6342-4034-B141-2EF0FE47535C}





嬉しくて嬉しくてたまらなそうに
いっぱいいっぱい話していた。

{B9EF38C3-0094-41F0-A17D-A793FF306889}



アイツはいつも以上に明るかった。

{B7F2A4CF-F3AE-4604-9452-A14E9C48D646}



タイ兄ちゃんが話す全ての言葉を
身体中に染み込ませるように、
一生懸命に聞いているように見えた。

{610D96C1-BB02-4945-9DBD-EAD06FE97B7D}



アイツの嬉しそうな顔を見て、
アタシも嬉しくなった。

{1ED7CFB5-72C0-46EE-884C-A86679EDD7AF}


会話が弾むってことは、
空気が弾むことなのかもしれない。

アイツの心が弾んでいるのを感じた。
アタシの心も弾んだ。


{938A1979-AA6E-484B-A09C-D19544282022}



どんなに楽しい時間も、一瞬で思い出に変わる。

かけがえのない記憶は、きっと何気ない日常の中にある。
そんな気がした。

セーマンにとっての何気ない日常。
タイ兄にとっての何気ない日常。
家族にとっての何気ない日常。

もしかしたら、
当たり前の日常こそ儚いことなのかもしれない。

だからこそ、
日頃何気なく過ごす日常こそ
かけがえのないものなんだってことを
こうして、気づかされるのかもしれない。


そう思うと、
いつもの夜が、特別な夜になった。。。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
更新情報が速攻で届きます!→読者登録
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ラインスタンプ出た━━━(゚∀゚)━━━!!!
↓クリックしたアナタは暑苦しい毎日をゲット!
image

これが岡本家のすべてだ!
「大変だ」と言わずに笑おう! 岡本家、家族の約束。/双葉社

皆様の1クリックが励みになっております!
 

ぜひこちらも

━━━━━━━━━━━━━━━━━
AbemaTVが熱い!
━━━━━━━━━━━━━━━━━