子育ては、己育て。
日々勉強だということを、いつも実感させられる。


親と子は、会話の中で強固な関係を構築し、
信頼を築いていく
にちがいない。

会話でおそらく、大切なのは、
リアクションであろう。

子供が何か言った時の、親の反応。
子供が何かした時の、親の反応。

いいことも悪いことも、
全て含めて、子供から発信された何かに対して、
最初に受け止めた時の反応。

そう、いわゆるファーストリアクションというやつだ。


「何言ってるの!」と言ってしまえば、それ以上に会話は膨らまないだろうし、
「馬鹿言ってんじゃないよ!」と言ってしまえば、2度と話してくれなくなるかもしれない。

分かっていても知らないふりをすることも、
時には必要だ
ということも学んだ。
子供達がせっかく意気揚々と話をしてくれているのに、
「あ、それ、知っている、知っている」と事も無げに収めてしまうと、
せっかく我が子がインプットした情報なのに、親が自ら
アウトプットする機会を奪ってしまい、
子供達が不完全燃焼を起こしかねないのだろう。


知っていても、感激してみる。
分かっていても、感動してみる。

親が役者になることも必要なのかもしれない。

こんなこと、独身の頃は、考えたこともなかった。
親になって、いろんなことを学ばせてもらっている。


そして、同時に
子供達と一緒にいると、
大人になった自分が、万事疑問を持たなくなっていることに
時に恐ろしくなる。



ツタンカーメン。


私は、高校時代、世界史を専攻していたが、
ツタンカーメンについて、じっくり考えたこともなかった。

そう。古代エジプト第18王朝ファラオのことだ。

黄金のマスクでおなじみの、あのツタンカーメン。



まさか我が子が
ツタンカーメンについて、
歴史以外の疑問を持つとは思わなかった。


そして、その疑問を投げかけられた時、
果たして、私は、親として、どうリアクションしたらよかったのだろうか、と、
今でも、思い返す。


長男タイ兄がまだ幼い頃の出来事である。



タイ兄

「ママ!ツタンカーメンって、何味ですか?」


と質問されたことがある。

「は?何言ってんの?」
と内心、驚いた。

そして、マリア様のような心で、

ツタンカーメンは食べ物じゃねーーよ!!

と心の中で吠えた。


しかし、当時のアタシはぐっと堪え、
そのまま息子の声に耳を傾けることに専念したことを記憶している。


タイ兄
「塩ラーメン、トンコツラーメン、
そして・・」




( ̄□ ̄;)!!
ツタンカーメンとか言ってる場合じゃねーし!


と心の中で吠えつつも、タイ兄を前に、マリア様のように微笑んでいたような気がする。


当時のタイ兄はラーメンに
「ツタンカー」という味があると思い込んでいたのだ。





当時、テレビでは、
「ラーメン、つけ麺、僕イケメン!フォーウ!」
と狩野英孝氏がお茶の間を賑わせていたのだから、無理もあるまい。


あれから、8年。
アイツは、世界の歴史をこよなく愛する男子になった。



ふと思い出し、
帰宅したタイ兄に
「ねえ、ツタンカーメンって知ってる?」と聞いてみた。


「うん!知ってる!エジプトの王様!なんでですか?」


昔、ツタンカーメンを、ラーメンの味の1つだと勘違いしていたんだよ、懐かしいわぁ。
と語る母の昔話に一笑い。


万事、過ぎてみれば、あっという間に思い出に変わるもの。

どんな些細なことも、
この瞬間を見逃すまいと、心に決めた秋の夜長。


お付き合いいただきありがとうございました。

みなさま、素敵な夜を。







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