やわらかな陽射しが心地よい。
そんな季節を迎えていた。
春はもうそこまでやってきていた。
「ピンポーン!」
岡本家のチャイムが鳴る。
2016年3月8日、午前11時。
「安代さーん!」
玄関を開けると、そこには、
双葉社・最強エディター・ミキティが立っていた。
「初めまして!よろしくお願いいたします!」
ミキティの横には、
穏やかに微笑む1人の女性が立っている。
「安代さん!彼女です!
彼女こそ抜群の構成力を誇るスーパーエディター!
お電話でもお話ししましたが、
岡本家本を担当してもらえることになりました!!」
ミキティが、声を弾ませ紹介してくれた人は、
ミキティと同じ年、ミキティと同じ
ワーキングマザーのスーパーエディター。
ミポリンだった。
本にはたくさんの人が関わる。
初めて知ることばかりだった。
書き手(著者)、編集する人、企画する人、構成する人、校正する人、
カメラマン、デザイナー、他、挙げだすとキリがない。
書き手は同じでも、
関わる人たちで、仕上がりが全く違ってくる。
きっとそれは、テレビも本も全て同じことが言えるのかもしれない。
この日、アタシは初めて
今回の岡本家本にはなくてはならない、重要人物に会うことになる。
最強のスーパーエディターミポリンだった。
「岡本家、家族の約束。」
この1冊の本ができるのに必要不可欠な3人の対面は、
奇しくも39歳になったその日に訪れた。
「お誕生日、おめでとうございます!」
打ち合わせは、
ミキティとミポリンからの突然の花束のプレゼントから
始まることになるなんてなんの因果だろうか。
「あ、ありがとうございます。」
アタシは嬉しさと恥ずかしさと、恐れ多さと、緊張と、いろんな気持ちが
入り混じった自分の心を
必死に抑えていたような気がする。
「では、始めましょうか!」
今まで浮遊していた岡本家本の細胞が
ミキティの一声で、
一気に一つにまとまったような、そんな感覚に襲われた。
また岡本家の滑車が大きく動き始めた。
(次へ続く→)
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岡本家本、参上!6月7日いよいよ発売!
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