「うわー!
こんな素敵なアルバムになったんだー!」
岡本家完全卒園記念のアルバムを見て、
長女カンちゃんは驚いていた。
は?どういうこと?
「運動会であった時、言われたの。
幼稚園の写真、集めておいてもらっていい?って。」
たくさんの人に福をもたらす福マダム。
そういえば、運動会で偶然会ったっけ。
彼女は、元会長であり、
岡本家完全卒園アルバムの製作者であり、心の友。
「ひえー。すげーなー。」
村長も驚きながら、しみじみと眺めていた。
「あのデータがこんなになったんだぁ。すげぇ!」
え?どういうこと?
「メールもらったんだよ。写真ないか?って。
写真に関しては、データがどこにあるとか分かんなかったから、
家にある写真を接写してメールで送ったり、USBを渡したり。
それがこんなになるとはなぁ・・・。」
あ。
アタシは急に恥ずかしくなった。
「パパ!なんでこんなにたくさん写真を出したの?
しかも、なんで急に?
出すだけ出して、片付けるのはアタシだもん!」
あの日、部屋中が写真で足の踏み場がなくなっていたあの時。
語気を荒らげて言った言葉が悔やまれる。
「はーい。ごめんなさーい。」
村長は、アルバムについては何も触れずに、
背中で詫びながら、写真を眺めてたっけ。
知らなかった・・・。
全てはこのアルバムのためだったんだ・・・。
「すごいですよ!!半年前からですよ!
龍ママ、半年前から計画してくれてたんですよ!
母上!感謝しても仕切れないですよ!
嗚呼、ほんと、神だ!」
カンちゃん、イグザクトリーよ。
福マダム、アナタって人は、ほんっとに神だわ・・・。
卒園式の日に届いたアルバム。
アルバムには、卒園式の写真も入っていた。
え?
卒園式、雨の中、赤ちゃん抱いて、花持って来てくれてたよね?
嘘でしょぉ━━━(゚∀゚)━━━!!!
あれからまた作り続けてくれてたんだ。
何度言っても言い足りない・・・
ほんっとに、神だわ・・・。
添えられた手紙を読むにつけ、
この幼稚園で、
奇跡の出会いを与えてもらったことを切に感じる。
「いつも元気で、パワフルで、忙しそうで。
たまに声が枯れてて、大丈夫かと心配にもなったよ。」
「5人いればお便りも5人分。連絡網も5人分。
提出物も5人分。スケジュールも5人分。」
「キャパを超えてしまうのではないかと心配もしました。」
「卒園式が終わって出てきたあなたの顔を見て、
やはり会長引き受けてもらって良かったと心から思いました。」
「大好きな幼稚園。
果音ちゃんから幸城まで10年以上も過ごしたあなたが
伝えたい気持ちや思いが、誰にも負けないっていうのはみんな分かってる。」
「そんなあなただからこそ、今日のこの日に、あの場で挨拶して欲しかったし、
するべきだと信じて疑いませんでした。」
「大したものは作れなかったけど、岡本家の卒園アルバムを準備しました。」
「岡本家完全卒園記念とさせていただきます。」
最後のページは、マダムオリジナルの卒園証書で
締めくくられていた。
スーゴーくーな━━━(゚∀゚)━━━い???
夫婦で顔を見合わせて、声なき声を交わした。
家族、子供達、お友達、先生、この世にある全ての人たちが
世界に一つだけの花。
ナンバーワンになれなくてもいい。
アナタにとって、
オンリーワンのアタシでありたい。
世界に一人だけのアナタに出会えた奇跡に
ありがとう。
幼稚園から始まった、奇跡の出会い。
一生忘れません。
心からの感謝と愛を込めて。
1冊のアルバムから始まった
シリーズ「岡本家完全卒園記念」
これをもちまして結びとさせて頂きたい思います。
(新年度始まってしまったけど・・・(汗))
最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
岡本家の成長物語。
いよいよ次のステージへ。
走り続ける岡本家。は、
これからも走り続けます!
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
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