人はきっと同じだけチャンスが与えられる。

 

出会いも。挑戦も。失敗も。旅立ちも。

 

喜び、悲しみ、苦しみ、驚き、不安、、、

いろんな思いを経験した方が、間違いなく人は大きくなれる。

 

春は別れの季節。

 

大学を卒業して早17年。

送別には慣れたつもりでいた。

 

受け入れることはできても、慣れるものではないらしい。

 

昨日は幼稚園での離任式。

そして今日は小学校PTA送別会。

お世話になった先生方を見送る儀式に、胸が熱くなった。

 

今年は、タイ兄、みーたんの担任の先生に加え、

カンちゃんが将来の夢を決めるきっかけとなった先生の転任も決まった。

 

3人の先生は、それぞれの子どもたちにとって、

一番厳しい先生であり、同時に一番優しい先生でもあった。

 

厳しさは優しさだということを教えてもらったんだと思う。

 

たくさん叱られた。でもたくさん褒めてもらった

たくさん呼び出された。でもたくさん認めてもらった。

 

親以外の誰かに、こんなに叱ってもらったことはないだろう。

親以外の誰かに、こんなに認めてもらったことはないだろう。

 

親が知らないアイツ達の表情を、先生は知っている。

 

アタシが知らないアイツが増えることを、

アタシは寂しいと思うよりもむしろ、

成長したなぁ、と素直に喜ぶことの方が増えた気がする。

 

これもひとえに先生方が、

クラスのみんな一人一人と、

真剣に向き合って下さったおかげ。

 

 

人って、常に安心感を求めて行動しているのではないだろうか。

 

安心感は、平常心をもたらす

平常心は心身のゆとりを生む。

 

ゆとりは、大切だ。←前にも線対称(長女カンちゃん)にも言われたけど。

ゆとりがあれば、

気がつくことができる。気を配ることもできる。

挑戦もできる。反省もできる。次につなげることができるのだ。

 

その安心感を先生方はアイツたちに与えてくださった。

 

アイツたちが得られる安心感とは?

 

思うに

「自分達のことを見てくれている」という

絶対的な信頼ではないだろうか。

 

この先生なら、

僕たち一人一人をしっかり見届けてくれるにちがいない、という

安心感。

 

 

家がホームならば、学校はアウェイ。

アウェイの場所でも安心感が得られるというのは大きい。

 

しかもその安心感は、ただただ心地よいというのではなく、

紆余曲折・七転八倒・暗中模索、いろいろ不安もあるけれど、

どんな時でも、先生は見てくれている、僕らを導いてくれる、

大丈夫だという安心感。

 

 

それは親も子も同じなのだ。

 

子供にとって最初に出会う師は親だという。

だから親は、我が子を持った瞬間に襟を正すことを覚えるものだ。

我が子を意識して見つめ、耳を傾け、心を向ける。

 

やがて親の範疇を超え、子供はたくさんの出会いを繰り返す。

その中で、この人だ!という師を見つけていくのだろう。

 

ただ、そう簡単なことではないと思う。

この人!という出会いを果たすのは。

 

だからこそ、一歩外に出た社会で、師に出会うことができたことは、

アイツたちにとって、とてつもなく大きく、幸せなこと。

 

次女みーたんは、たくさん成長させてもらった。

いつでも本気で、全力で向き合ってくださった最強の先生。

 

長女カンちゃん、

先生と出会ったことで、アイツは「教師になりたい」と夢見るようになった。

「先生ね、すごいんだよ。みんなに頭を下げて、ありがとうっておっしゃるんだよ。」

「先生ね、すごいんだよ。みんなに頭を下げて、ごめんなさいっておっしゃるんだよ。」

 

「先生が、生徒にお礼をいうのは簡単かもしれないけど、

謝ることができるのは難しいと思う。しかもいつもあんなに厳しいのに。

私、感動したんだ。こんな先生になりたい。」

 

そう言って決意を表明したのは、

長女・カンちゃん。小学校3年生の頃。

 

 

そして、タイ兄。

アイツはいつも言う。

 

一生に人と書いて、大生と書くけど、

その人というのは、先生だと思う!

タイセーの人生には

なくてはならない人と出会うことができたんだ!」

 

 

そんなアイツの最後の日記は、先生に宛てたものだった。

漢字の練習も、先生への想いでいっぱいに埋め尽くされていた。

 

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「今まで楽しい授業をありがとうございました。

僕の中で、最も怖く優しい先生でした。

僕がきょうまで来ることができたのも、

先生のおかげさまです。・・・」

 

 

伝えたかったのは、

僕のことを忘れないでくださいという気持ちと、

 

アイツから先生へのありがとう。

 

 

そして送別会の日。

返信が届く。

 

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それは、

先生からアイツへのありがとう。

 

 

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どうやって忘れることができるのか?

どうやっても忘れられないよ。

こちらこそ、ありがとう。

 

 

アイツはまだこの返信を目にしていない。

アイツの泣くほど喜ぶ姿が目に浮かぶ。

 

 

親も子も育てて頂きました。

 

ご縁をいただけたこと、

本当に幸せに思っております。

 

お世話になったすべての先生方に、

心から感謝申し上げます。

 

 

 

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