木陰を吹き抜ける秋風は実に心地よい。
結構な距離があるにも関わらず、
マイナスイオンに溢れていて、全く疲れを感じさせない。
実に癒される散歩道。
文学のこみちというだけあって、
散策路には、文豪達の尾道名文が刻まれた石碑があり、
道行く人たちの目を楽しませてくれるのだ。
みーたん、十返舎一九に釘付け。
目の前にある風景とともに楽しむ
尾道ゆかりの文豪達の作品はまた格別。
熟読していた文学こみち。
さすがの母さんも志賀直哉に感激。
暗夜行路だーーーー!!!
目指すは、千光寺。
でもそこへたどり着くまでの、まるで森林浴のような参道が
アイツの足取りを軽くしていた。
千光寺の賽銭箱の前にも景観のいい場所があるから、
そこで、大切な人と、
こんな感じで、写真を撮ったら記念に残るに違いないわ!(←かなりお節介な中年ママウンサー。)
↓こんな感じ。ムフフ( ´艸`)
千光寺をあとにしたアイツは、
「天寧寺にも行きたい!」と言い出した。
どどどどこだ?それは?!( ̄□ ̄;)!!
「見てー!!!あったー!!すごーい!きれーーー!!!」
アイツは足早に天寧寺に近づき、必死に写真を撮っていた。
アイツの新たな一面だった。
アイツがこんなに寺好きだったとは。
アイツと同じアングルで撮ってみる。
確かに。確かに。なんか惹かれる、気がする。
手を合わしたくなる。(。-人-。)
尾道。
そこはアイツの心を掴んで離さない、魅力が詰まった街だった。
そして大切なことに気がつく。
「みーたん!大変だ!時間がない!尾道を2時半にでなきゃ、間に合わない!」
「えーーーー?!まだ行きたいところあるのに?!」
「あと1時間もないけど(←午後1時45分現在。)、
どうしても行きたいんだよね?!よし!頑張ってみよう!!」
目には見えぬタスキを肩にかけ、アタシたちは二人三脚のレースに出発していた。
足並みをそろえ、足早に、次の目的地へ向かっていた。
「みーたん!さあ!いそげーーーーー!!!」
「はーーーーい!」