アイツが書いた初めての日記。

コーマルは最近、字を書くことに目覚めたらしい。

とにかく、字が書きたくてたまらないらしい。


「あとなんかい（何回）ね（寝）たら、
おしゅうじ（習字）、い（行）ける？」

アイツは
始めたばかりのお習字教室に行くことが楽しみでならないらしい。

実に喜ばしい。

「お兄ちゃん達ばっかり、漢字日記を書くのはずるーい！」と
最近、漢字日記を書くことも始めた。


漢字と言っても、見よう見まねで、字を書くだけだけど、
何より、自分から「やりたーい！」と言い出したこのタイミングを
逃さないようにしたいと、母さんは思う。


↓ふとした瞬間も、字を書くアイツ。

自分の机もあるけれど、
テレビ台や、食卓など、スペースがあれば、すぐに鉛筆とノートを広げ、
物書きを始めるのだ。


なんというパッション。ヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ

実に素晴らしい。(￣▽+￣*)

お兄ちゃん達が行くから、僕も行く。という
ただなんとなくで参加したお習字教室。

↓教室のアイツ。


どうやら、かなり、アイツの中の習字熱に火をつけたようだ。

アイツは、長女カンちゃんと似て、とても几帳面な性格ゆえに、
一糸乱れぬ仕上がりのためなら、労を惜しまない。
模写や書写などは、徹底的にハマるタイプなのではないか？と踏んでいたが、

ドン！ピシャリ。


↓寸分違わぬことこそ、エクスタシー。



このところ、漢字や日記を書くときは、
話しかけても、応じないほど、集中しているのだ。


恐るべし。アイツの本気。

そしてアイツの日記を覗いてみる。

きょうぴやのがありました（ピアノね。）
あとまっこばーたんちいきました
あしたぱぱがかえってきます
かのねえちゃんよろこびます
みんなたのしみにしています
せいやにいちゃんだいすき

誤字脱字のカーニバルだが、アイツが一生懸命書いたと思うと、
ただそれだけで、日記も名作にかわるから不思議だ。

驚異的に句読点がなくて、読むことがとても難解だけど、
これが今のアイツの精一杯。

アイツの一生懸命な気持ちが嬉しい。


実は、この一週間、村長は噴火警戒レベル４が続く桜島に出張している。

その村長から、一旦帰ってくるという連絡が入った。

以来、アイツはパパが家に帰ってくるのをとても楽しみにしているのだ。

↓大好きなパパを見送るアイツ。

依然として桜島は緊迫した状況が続いている。

桜島の人たちの心労、ストレスはいかばかりか。

無事を祈ることしかできない自分らに、もどかしさを感じる。

これが自然の脅威。

災害現場の取材から戻ると、村長が家族を前にいつも言う言葉がある。
「安心して過ごすことができるって当たり前じゃない。
とてもありがたいことなんだ」と。

先ほど村長から
夕方ニュースのエブリーで
桜島の今を、全国へ中継で伝えることが決まったと連絡が入った。

鹿児島のシンボル・桜島。
荘厳にそびえ立つその姿には、いつも勇気付けられてきた。

鹿児島は火山とともに生きてきたのだ。

おとなしくしろ、なんて言わない。
ただ、災害として、鹿児島が飲み込まれないように切に願う。


村長が伝える桜島の今。
もしよろしければ、ご覧ください。

このあとニュースエブリーで放送予定です。

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