先日、カレーを作った。

カレーはカレーでも、いつものカレーではなく、
初めて作った3種のカレー。


「グリーンカレー」
「レッドカレー」
「イエローカレー」


色も違えば、辛さも違い、中に投入する材料も違う。

手軽にできる料理の代表格カレーだが、タイカレーとなると勝手が違った。
それぞれに適した肉も野菜も違うとのことで、
単純に日頃の3倍の時間と手間がかかった。


番長「ごはんよーーーーー!」
戦隊「きょうのご飯、なんですかーーーー?」
番長「きょうはカレーだーーー!」
戦隊「イエーーーーーイ!」


一連のやりとりを終えた胃袋戦隊は、着席し、その時を待つ。

「うわー!すげー!カレーなのに茶色じゃない!!」

「初めて見たーーーー!」

「いただきまーーーーーす!」


{F5270BE7-0BA1-427A-A111-55CC6B116DCF:01}

「うわっ!辛っ!!!」

「っくーーーー!色薄いのに、辛いーーー!!!」

「黄色いやつ、美味しいーー!!」と胃袋戦隊全員斉唱。

「グリーンのやつが、好きだーーー!辛いけど。」と胃袋戦隊一部輪唱。

「赤いやつ、辛くて無理だーーー。」と胃袋戦隊全員合唱。

{C128DDE0-7F7E-46A0-8483-08E471F59D22:01}

普通のカレーに比べて、どのカレーも辛いのは分かっていたし、
胃袋戦隊隊員が食べてくれるかも不安だったが、
食卓に新しい風を吹かせることで、
胃袋戦隊の味覚の幅が広がってくれたならと思うがゆえの、
定期的に開催される台所番長的味覚幅拡張キャンペーン。


口に合う合わないは別として、
その味を知っているかそうでないかは、大きい気がする。

食卓には、カレーの他に、春雨の酢の物も用意した。

エスニックつながりで、ナンプラーを味わおう大作戦。

カンちゃんは、とても匂いに敏感で、元々ナンプラーに対して苦手意識を持っていた。
小学生チームは未だ未開拓。

台所番長は、未だ胃袋戦隊にナンプラーの旨みを教えてあげられていなかった。

春雨酢の物に、ナンプラーを加え、その風味を体感しようキャンペーン。

ナンプラーを加える前と加えた後で、味を比較してみる。

{4D0E2A71-E1B4-4FAA-A472-78BDEB46CC73:01}

蓋を開けて匂いを確認する本能的胃袋戦隊。


戦隊「うわっ。くっさ・・・。」

番長「ナンプラーは醤油の仲間よ。魚醤って言われるけど、魚を発酵させてできたお醤油よ!ナンは水、プラーは魚って意味なんだって。(広辞苑より。)」



戦隊「うわっ。くっさ・・・。」←まだ言うか。。

番長「その独特の匂いが旨みに通じるんだよ。タイとかベトナムの定番調味料だよ。」


「へぇ~。。。。。」←かなり警戒している模様。


「まず、そのままの状態で食べてみて。」

(普通の春雨酢の物を頬張る戦隊。)

「うん!美味しい!」

「では、ナンプラーをかけます。」


(見守る戦隊。)

「はい、食べてみて。」

(恐る恐る頬張る戦隊。)

「うわっ。。。私、やっぱりだめだわ・・・」とカンちゃん。

「これが、ナンプラーか、、、」しみじみ味わうタイ兄貴。

「ああ・・・・。洋服を食べている味がする・・・」とセーマン。

「うーん、っくーーーーー。」と言葉にならないみーたん。

「苦いーーー。。。」とコーマル。


ほんの数滴で、この威力。恐るべし、ナンプラー。

セーマンの「洋服を食べている味がする」という意見だけが、
著しく理解に苦しむ
以外は、概ね妥当な反応なのかもしれない。



ヤッスバーンもパクチーの洗礼を受けて以来、
なかなかその衝撃はぬぐいきれない現実。

家庭で味覚の幅を広げるのには限界があるのかもしれないけれど、
家庭から始まることは間違いない気がしているからこそ、
台所番長として、出来ることから挑戦していきたいと思ったタイカレーの夜。

よし。ナンプラーを今度は炒め物で、戦隊達の元に届けてみよう。


タイカレー美味し。ナンプラーの壁厚し。




いつも応援ありがとうございます。
皆様のクリックが励みになっております!

こちらも皆様のワンクリックで元気100倍!
ぜひよろしくお願い致します!