春休み前の最終週末。
年度末ということもあり、感慨深い親業スペシャル。

幼稚園時代は附属のサッカークラブに所属して、
ずっとサッカーボールを追いかけていたタイ兄貴。


楽しそうにボールを追いかける姿に、
家族はみんなタイ兄貴は小学生になっても、ずっと続けると信じてやまなかったサッカー。


道具もあるし、親にとっても何かと都合のよかったサッカー。

小学生になった途端「空手をしたい!」と言って一歩も譲らなかったアイツ。

入学して2週間ほど経った頃、
アタシはタイ兄貴を連れて少年団の見学に行った。

まだ2歳にもならないセーマンをおぶって、
産まれて間もないコーマルをベビーカーに乗せていた。


1年生の中でも、人一倍小さなタイ兄貴は、まだ幼稚園生みたいだった。
見学に行った初日、先生からの「やってみるか?」の声に、
コクンと小さく頷き、体操服に裸足で参加した小さな背中を忘れられない。

あの瞬間、アイツの中で
「空手、絶対やりたい」という希望から「空手、絶対やる!」という決意に変わった。

空手を始めたアイツに芽生えた、次なる感情。

「空手、上手くなりたい!」

そしてそれはやがて明確な目標となった。

「小学生で黒帯をとる!」

3月8日に行われた昇段試験で、三級から準初段へと昇段したタイ兄貴。

準初段から帯の色が「黒」に変わる。悲願達成の瞬間だった。

今夜、6年生の送別会の中で行われた段位認定式と黒帯贈呈式。

最終的に段位の認定を受けるには、
空手への想いまとめたレポートを提出しなければならない。

レポートにはアタシの知りえなかったアイツの気持ちが、たくさん詰まっていた。


「空手」  
僕は、1年生の頃、空手を習い始めました。
理由は単に、格好良いとの思いからでした。
初めての昇級試験、級が上がり、とても嬉しく、それから「強くなりたい」という想いを胸に練習をしていましたが、
次の昇級試験と、またその次の昇級試験に落ち、家で泣いていました。
それから「強くなりたい」という思いが一層強くなりました。




茶帯までは順調に上がっていき、黒帯になるための昇級試験では、一級上がっただけで、黒帯になることはできず、悔しい思いをし、絶対黒帯になる、と強く思い練習をしていました。

次の昇級試験は交流会でした。黒帯にもなれ、古武道の型で優勝することが出来たので、古武道の型に自信がつきました。これからもたくさん練習して、
どこでも通用するようになりたいです。




古武道を初めて習ったのは、四年生の頃です。初めて双節棍を習いました。
棍以外の得物を初めて習ったので、とても嬉しく、興奮しました。
五年生になり、トンファーも習えるようになって、空手がもっと楽しく感じ、もっと好きになりました。
また、古武道セミナーも毎年必ず新しい型を習えるし、今年は世界ランク2位の方がいらっしゃり、「スーパーリンペイ」という型を見せて下さったので、
空手がもっと好きになり、また憧れました。次のセミナーを楽しみにしています。




空手と古武道が大好きです。
古武道は特に好きなので、色々な得物を習いたいです。
そして自分に一番合った得物を極めたいです。
これからもたくさん練習して、達人になりたいです。
また古武道や空手の楽しさを色々な人に伝えたいです。



大好きな空手を続けることができるのは、家族のおかげだと思っています。
また、黒帯になれたのは、館長を始め、
多くの方々のおかげだと思っているので、とても感謝しています。

岡本タイ兄貴



どうやら、タイ兄貴、本気で空手を究めたいらしい。
達人になりたいらしい。


達人になれるかどうかは別として、
それを見守り、全力で応援するのが親業の極みであるとするならば、
しかと見届けようではあるまいか。



タイ兄貴、悲願達成と新たな目標に向かってスタートの夜。


これまでご指導頂いた先生と先輩方に感謝を込めて。
心からお礼申し上げます。



今日のことは今日のうちに。
まだまだあるけれど、とりあえず今回はこの辺で。


今週も無事に終わろうとしていることに、感謝。
来週も素敵な1週間になりますように・・・。




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