新春の岡本家の恒例行事。
(恒例といっても去年からですけど・・( ̄▽ ̄;))


お墓参り、親族挨拶の翌日(1月2日)は、
薩摩藩主・島津斉彬公の別邸庭園へ。



照国神社参拝が、一般的な流れでしょうが、
「故郷を知ることこそ最強のアイデンティティだ!」というポリシーのもと、
今の我々が生きる鹿児島の礎を築いた、島津さんに触れる初春。
(↑初詣の混雑が苦手だとは言わないでおくヤッスバーンの新春。)


今年は、母、妹、両親とカンちゃん、タイ兄貴。




冷たい雨の降る中、
タイ兄貴の相変わらずの半袖姿に
家族はおろか、
「すごい!半袖だっ!」と振り返る観光客、多数。( ̄ー ̄;




道行く人の「寒くないのー?!頑張ってね」に対し、

「はい!寒くありませんっ!ありがとうございます!」と景気付く男。


よく言うよ・・・( ̄ー ̄;。と何度思ったことだろう。

暖を求めて擦り寄る弟タイ兄を、一刀両断する姉カンちゃん。




「よく半袖でいられるよね~!」と呆れるカンちゃんも
振り返ること1年前、
母1人、子5人で訪れた去年の新春、仙巌園。

《仙巌園参上2014》


見事なまでの半袖イズム。

一年で、こんなにも人は変わるもの・・・(@Д@;

頑張れ、タイ兄。思わずエールを送る母。




別邸で、新春の振る舞いぜんざいを頂いて、
寒いからこそ、感じる贅沢。




新春初の運試し。

島津藩主の庭園で、ジャンケン大会、初参戦。

まさかのまさか、まさかの事件が、今ここに!



握りこぶしで、つかんだ幸せ。

人生初の、勝負を決めた、母の春。



さすがは薩摩!戦利品は郷土が誇る桜島大根。


何度聞いても刺激を受ける、ガイドの方の説明に、
あっぱれ!薩摩!と沸き立つ血潮。

世界文化遺産への誇りを、一足先に感じつつ、
集成館事業へのリスペクトが止まらない!




両棒餅(じゃんぼもち)という名のもとに
薩摩の士族の誇りでもあった刀の二本差しに見立てた甘味は
男女を問わず虜になる味。




雨も一興。
寒さも一興。
一人も一興。
大勢も一興。

琴の音を聞きながら散策するも、また一興。

新春ならではの趣に、「いとあはれなり」が止まらない。



あいにくの雨で霞む桜島と錦江湾。

桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた殿様の、センスが光る仙巌園。


庭園を超えた庭園は、何度来ても飽きぬ場所。



水面に浮かぶ5人の肖像。

左から順にカンちゃん、タイ兄、父、母、妹。



5人の影に、生まれ育った生家が重なる。

長女カンちゃんに、自らを重ね、
長男タイ兄に、今は亡き弟の面影を見る。

弟のアイツは、姉のアタシを追いかけて、いつも一緒に遊んでた。

妹はいつだって、母のそばを離れなかった。

あの頃と同じ景色がそこに広がっている。


まるで昔のアタシたち兄弟を、今のアタシが抱きしめる。



いつだって全力で支えてくれる、妹の存在。

今も昔も変わらない。

春の仙巌園。
写真を撮ってくれた妹ゆーたん。

今も昔も全力投球。




妹よ。今年もよろしく。

幸多い1年になりそうです。