幼稚園の小運動会。
最高の天気に恵まれた。

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さくら組のアイツは
さくら色の帽子が目印。

小さなグラウンドに
小さな桜のつぼみが並んだ。

「イチについて・・・・よーーーーいドン!」

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一斉に走り出す。

力強い、でもなく
よちよち、でもない。

小走りに、軽やかに、走り出す4歳児。

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前日までアイツは言っていた。

「どうしても1位にはなれないんだ。」

え?どうして?

「はーくんがいっちゅも一番で、コーマルはいっちゅも2番なの」

そうかそうか。いいじゃないか。
追いかける楽しみも、また一興。


そして迎えた本番。
アイツは1番に躍り出た。

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いつも1番だったはーくんが転んでしまったのだ。

突然のハプニングに
走者のリズムが大きく狂った。

あまりに予想外の展開に、
「え?オイラ?先頭走ってる?」
本人も困惑しているようだった。

ぶっちぎりの1位で
ゴールテープを切らしてもらったものの、
自宅に帰宅したアイツは
「でもね、はーくん、転んでしまったから。」
と浮かない顔だった。

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どうやらアイツは
自分の実力をわきまえているらしい。
(。-人-。)

はーくん、かわいそうだったと言いながら
反省会を開催した。

思えばちょうど8年前、
さくら色の帽子をかぶったタイ兄も
練習ではぶっちぎりの1位でありながら、
本番で転倒し、ビリになったことを思い出した。

その翌年、年長児になったタイ兄は
その悔しさをバネに、1位を奪還し、
有終の美を飾ることができたという思い出がある。

はーくんもきっと来年は
とてつもなくパワーアップしているに違いない。

そんなタイ兄は
きょうは宿泊訓練の振替休日でお休み。

懐かしの幼稚園で心踊らせていた。

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きょうは父ちゃんとデートだぞ。
と言うと、喜びを抑えきれないようだった。

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高学年になると、男同士の時間は格別らしい。

父ちゃんと肩を並べて
サイクリングを楽しんでいた。



アイツの表情は最高潮にほころんで、
母ちゃんも幸せな気分になった。

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どんな会話を交わしているのだろう。
きっと何気ない会話も
久しぶりの一人っ子気分ゆえに、格別に違いない。


息子『父ちゃん。タイヤに空気が入ってねぇ』
父『空気入れで入れるんだ!』



息子『眼鏡が傾いてる気がする。』
父『ネジが緩んでいるんじゃないか?』


お見事過ぎる、究極の日常会話だった。

(。-人-。)


息子よ、父と最高の時間を過ごしてらっしゃい。



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