きょうは、ヤスヨオカモト、ある女性と会ってきました。。。
ある女性なんて表現すると、かしこまった表現ですが、、、、
小学校の頃から、ずっと心を通わしてきた、大切な友です。。。
彼女とは、20年以上の付き合いになりますが、頻繁に連絡を取り合ってきたわけではありません。。。。
それぞれ進路も違い、就職先も違った私たちは、ともに時を過ごすことが、自然と難しくなっていました。。。
中学卒業以来、会えずにいた私たちが再会したのは、今からおよそ10年前のことです。。。
ワタシがアナウンサーになって、生まれて初めて結婚式の司会者としてマイクを握らせてくれたのが、彼女でした。
中学3年の冬、受験を前に高熱で学校を欠席した私を心配し、全ての授業のノートを書き写し、実家に届けてくれた、心優しい三つ編み姿の少女が、
幸せそうに、高砂で微笑む姿に、胸が熱くなったのを覚えています。。。。
彼女は現在、3人の子どもを持つ母として、立派に家庭を切り盛りしています。
一番上の男の子は、オカモト家の一番上の女の子と同じ4年生。
続く女の子が、3年生。
そして、現在7ヶ月を迎えるカイくんが、末っ子です。
きょうはお互い、一番下の男の子を連れ添って、ともに時間を過ごしました。
彼女の顔を見た瞬間、君に早く会いたかった!なんとも言いようのない喜びが、全身を駆け抜けると同時に、目の奥が、じーんと熱くなるのを感じました。
大袈裟に思うかもしれません。カイくんが生まれて7ヶ月たって、やっと会うことが叶ったのです。。。
カイ君は、染色体異常を伴って生まれてきた子でした。いわゆる「ダウン症」です。
産後1ヶ月たった頃、ワタシは、彼女と電話で話をしていました。
10ヶ月越しにおなかの中の我が子と会うことが叶い、幸せ絶頂のはずの時間が、
地獄だった。。。と他のお母さんが羨ましくて仕方なかった。母乳をあげたかった。泣き声を聞きたかった。。。。と。
そして、なぜ、ウチの子が。。。と。。。。
彼女の心の叫びはワタシの心に、痛く突き刺さり、一言一句が、脳裏に焼きついてます。。。
きっと一生忘れることはないと思います。いや忘れちゃいけないと思います。。。
「ヤスヨ、5人も子どもを授かって、5人とも五体満足、それは奇跡だよ」と。
《写真:カイくんをのぞきこむコーキ→写真はママの許可をえてアップしています♪》
ひさしぶりに会った彼女の顔は、とてもきれいでした。
カイ君をいとおしく見つめる姿、優しく抱き上げる表情には、一点の曇りもありませんでした。
彼女は明るい声で言いました。
「もう7ヶ月たつけれど、首も座ってないの。体重も3ヶ月の子どもくらいかな。。。自分で吸う力がないから、母乳は飲めないのよ。ずっと哺乳瓶。しかもおなか空いても、泣いてくれないから、時間で判断するしかないんだよね!」
そしてカイくんを抱きしめながら、彼女はこう続けました。
「でもね、カイが生まれたことで、夫婦の絆も深まったし、なにより、カイがかわいくてたまらないの。。。」
そういいながら、彼女は、これまでの出産の経緯や心境の変化、ダウン症のことなど、いっぱい話をしてくれました。。。
母親として、女として、それは、つらく悲しい道のりであったこと、今までの子育てに対する世界観が一変したことなど、カイ君を胸に抱きながら。。。。
母の声を聞きながら、時折、小さく声を漏らすカイ君のその声は、
まるで母の波長に合わすかのように、時に切なく、時に力強く発信され、
その母子一体となった語りべに、心を大きく揺さぶられるのです。
彼女は、涙を流し聞き入る私に、こういいました。
「ヤスヨ、ワタシはね、将来が楽しみで仕方がないの!この子がどんな風に大きくなるのか、とか、どんな友達をつれてきてくれるのか、とか、楽しみがいっぱいだよ♪」と。。。。
友よ、君には、また学ばせてもらったよ。。。
受験のとき、みんな自分のことでいっぱいいっぱいのはずなのに、人の勉強の世話するなんて、、その無償の優しさに驚かされた中3の冬。
そして、障害を希望に転じ、前向きに強く生きる、母としての生き様。当たり前のことが当たり前でないという、大切なことを教えてくれた子育て10年目の秋。
友よ。君にあえてよかった。
本当にありがとう。
これからも、仲良くしてね♪
そして、あしたのユメイロあっとねっと、日曜日のスマートクッキング、
ぜひ見てね♪
きょうも最後までご精読ありがとうございました!
育男・育女に心よりエールとリスペクトを捧げます♪
写真:カイくんとヤスヨオカモト→写真はママの許可をえてアップしてます♪