医療保険リハビリの150日ルールって何? | 「脳卒中当事者」が、あらためて「脳卒中」に関する疑問を調べてみた

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脳卒中になるとわからないことばかり。
脳梗塞を経験した私が、患者目線であらゆる疑問を調べてみます!

 

「脳梗塞」という病名を知らなかった「脳卒中当事者」 

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今回は医療保険リハビリについて

 

医療従事者の方が見たら怒るぐらい端おって書いてます。

当事者様向けに書いております。ノンクレームで!

暖かい目で見守ってください!

 

みなさん病院でのリハビリは、5~6ヵ月で終わってしまいますよね。

それまでは1日2時間程度リハビリが受けられていたのに、突然なくなってしまうガーン

困りますよね?私も困りました。

 

ちなみにこの決まり、いつから始まったものかご存じですか?

 

2006年、医療保険リハビリに時間的制限が加わりました。

理由は5つ。

 

(1)発症から2週間までのリハビリが十分に行われていない

(2)長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われている場合がある

(3)医療から介護への連続するシステムが機能していない

(4)リハビリとケアとが混同して提供されているものがある

(5)在宅におけるリハビリが不十分である

 

このような理由で、脳卒中の場合は発症から6ヵ月に期限を決められてしまったのですね。

効果がないって、訳わからんえー

 

やっぱり色々問題があったのでしょう。

2008年に一部改正。

以下の場合は、6ヵ月以降もリハビリが継続できるように。

 

(1)医学的に改善が期待できる場合は、1日2時間まで

(2)状態維持の場合は、1ヵ月間に約4.3時間まで

 

ただ医学的な改善が見込めるって何はてなマーク非常にあいまい。

 

そして現在。

脳卒中発症から5ヶ月間(高次機能障害をともなう場合は6ヵ月間)は、医療保険で1日2時間までリハビリが受けられます。

それ以降は医学的に改善が期待できる場合に限り、月に4.3時間までの外来リハビリが認められています。

このことを知らない当事者さん、結構いると思います。

「月に4.3時間じゃ意味ないよ」と思うかもしれませんが、何もしないよりマシなのでははてなマーク

 

簡単には認めてもらえないと思いますが、ダメ元でかかりつけ医さんに相談してみるのもよいかと思いますよ。

機能的自立度評価法(FIM)というテストを毎月受け、リハビリが必要と認められなければなりませんが...

 

2018年の医療・介護保険で支払われているリハビリ費用は1.5兆円。2040年には2.8兆円になるとの話も...

今後ますますリハビリ時間が削られるのは、間違いないでしょう。

 

お仕事のお話


1.記事を書いてもらいました!

https://musubi.media/2023/01/28/matumoto-copain/

 

2.漫画を作ってもらいました!

https://drive.google.com/file/d/1WLrv3yusZliiCM3732HmMCSfAgtpHlsj/view?usp=share_link