鑑定人と顔のない依頼人  THE BEST OFFER  2013年 124分 | yasutsukuのブログ

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鑑定人と顔のない依頼人 監督 脚本 ジョゼッぺ トルナトーレ 出演 ジェフリー ラッシュ シルビィア フークス ドナルド サザーランド 124分 2013年  

 

鑑定士って どの様に生計を立ててるのか オークションをして どれくらいの収入が有るのか 分かりません、どこの話なのか 分かりません、主人公は 潔癖症で 女性に対して 拒否している様で しかし女性の肖像画をコレクションして眺める まあ同性愛者で無い事を ここで紹介してるのでしょう、既にここで 監督の術中にはめられた感じで ストーリーは この鑑定士のコレクションを ハニートラップで奪う話。

 

被害者目線と加害者目線 これで言うと 被害者目線な訳で アガサクリスティーの本なんか 最後まで分からない そして最後に謎が説かれる、加害者目線は ミッションインポッシブル 任務を遂行する為 手を変え品を変えして 最後に無事任務遂行、コロンボ はこの両方を取り入れた作品。

 

ハニートラップと言ってしまったから そこには愛など無い とにかく作戦遂行の為 男を誑し込める事、童貞男は 純情だから 女を探す 精神病院の中で、簡単な作戦な訳で 実際 ハニートラップに引っかかっている奴は 一杯いると思います 男も女も。

まあスパイだから。。。。

 

まあ自業自得だった訳で 自分の立場を利用して 悪事を働いていた そこから拝借したところで 何が悪いのかって 詭弁を吐く 窃盗しているのに 良い思いをしたものの その代償は大きかった、本来なら ちっぽけな騙しあいな訳で それを鑑定士と言う 普段お目にかかれない職業の人を主人公にして 大がかりな仕掛けで 彼の財産を巻き上げる 芸術と言う高貴な舞台を利用して 感心感心 

 

なんか卑下したコメントしてるけれども 何故かと言うと 色々なコメントを見ていて それに反発した訳で、まあ これ以上は言いませんが、VIVANT の時も 盛り上がった推理 しかし もう一歩踏み込んで 自分なりの本を書いてもらいたい。

 

今回の作品 鑑定士が ハニートラップにかけられ 病院行きに成る話 イタリアの監督が 芸術を武器にしてヨーロッパで撮られた英語の多国籍作品。

 

鑑定士の人物を 上手く膨らませ それを名優が見事に演じ 悲劇に作り替える 見事な作品でした。適任と言えば適任で 他の俳優なら どう違ってたかって考えるし ストーリーも 騙す方で撮ったら どうだったか 騙す方なら コメディーに成ってたかな。