本日も、当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
◆先日、打ち合わせで鹿児島市に行きましたが、
お昼を、がんこ庵-大重谷店-、という
お蕎麦屋さんで食べました。
店の入り口までに、小さな
庭園がつくられていて、そば打ち小屋や
小川、ししおどしなど、ちょっとした昔の
日本の田舎の雰囲気を、
楽しめるように工夫してありました。
料理も、お茶の代わりに、「蕎麦茶」、
お通しが「蕎麦味噌」で、蕎麦尽くしという
感じで、蕎麦好きの私は、大満足でした。
◆雰囲気も、料理もすごく良かったですが、
もうひとつ、茶碗蒸しの小さじを包んでいた、
紙袋に、素敵な文章が書いてあり、
思わず、持ち帰ってきてしまいました。
◆『厨房の灯りを落とす頃、今日一日、
お客様より頂いたお言葉を思い出し。
「私共は、幸せな仕事をしている。」
そんな気がしてなりません。』
調理場で、職人さんが
一日の片付けを終えるとき、
「おいしかった!」といってくれた
お客さんの顔を思い出し、
微笑みながら、厨房の灯りを落とす・・・
こんな感じで、一日の仕事を終えられたら、
毎日、幸せだろうなあ・・と思いました。
◆今の職場では、毎日、たいてい、
最後に帰るのは、私です。
夜、誰もいなくなった、しんとした職場で、
ブラインドをおろし、コピー機の電源を切り、
照明を落とすとき、
「ああ、また俺が今日も最後か。
今日も、とびこみの仕事が入ってきて
計画通りいかなかった。疲れたなあ」
とため息をついて帰るのが、
習慣のようになっていましたが、
この調理場の職人さんのように、
お客様の笑顔とか、職番の仲間の親切とか、
上司の適切なアドバイスとか、
そんなことを思い出したら、
「俺は幸せな仕事をしているんだ!」
と思って、微笑んで、照明を落とせるかも
しれません。
落ち着いた雰囲気とおいしい料理、
そして、素敵な文章に出会わせてくれた、
がんこ庵-大重谷店-さんに、感謝です。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。