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 僕も先日、とうとう65歳を迎えた。年金をもらう悠々自適な生活者となるのだ。

 ここ一年以上は、全くの収入なしだったので、やっと少しゆとりが持てるかな。

 早く銀行口座に入らないかな。いくらくれるのかな。・・・あっまだ、手続きしていなかったんだった・・・。

 

 ピアノは「黒鍵のエチュード」をなんとか高速で弾けるようになってきたのはうれしいのだが、右手はすべて黒鍵なので、僕の乾燥した指は、実は黒鍵からよく滑り落ちてしまう。だから1ページ半くらいごとに濡れタオルで指を湿らせないといけなくて“曲を通す”というのが難しい状況なのである。そういえば、若い頃はゴワゴワだった髪の毛も、今や細くて柔らかい。老人になってきたなあ。なんかさみしい。

 

 さて、プーケット旅行の続き;6日目です。

 今日は待ちに待ったパンガー湾観光ですが、ジープ騒動もまだまだ続きます。

 

1️⃣上海経由バンコクへ

2️⃣運転手付きの車をチャーターし、「ダムヌァン・サドアック水上マーケット」「サンプラーン・エレファント・グランド」~夜は「ファミリームーガタ」

3️⃣水上バスで「黄金の丘寺院エアアジアでプーケットへ~パトンビーチで初フィッシュマッサー体験

4️⃣コーラル島~ホテルのプール~夜はジャンセイロンへ

5️⃣プール~ジープをレンタルし「ビッグブッダ」「シャロン寺院」~夜はBic-Cへ

6️⃣現地ツアーでパンガー湾観光(スワンナ・クハ寺院~ジェームズ・ボンド島~フィッシング・ビレッジ)~夜はタイスキのMKへ

7️⃣プール~エアアジアでバンコクへ

8️⃣「サイアム・パーク遊園地」~Bic-C~パッポン

9️⃣上海経由帰国

 

第6日

 6:40 朝食ビュッフェへ。早めに済まし、楽しみにしていたパンガー湾観光に備える。

 

 7:20 その前に、N氏と共に、ジープを返却しに路上レンタル屋へ。

 実は行く前から若干の不安はあった。昨日借りるときに「明日の朝7時半に返却しに来る」と言ったら、嫌な顔一つせずメモすることもなく「わかったわかった」と安請け合いをしたからだ。タイ人がそんな早朝から仕事するかな?とちょっと疑問を持ったのだ。

 

・・・やはり、昨日の路上には誰もいなかった・・・。

 少し待ってみたが、8時にはパンガー湾観光のピックアップが来てしまうので、パラソルの下にメモを残し、またジープに乗ってホテルに戻った(※明日、飛行機に乗ってプーケットを離れるのに、パスポートを返してもらわないことには、どうにもならないのに!)

 

 7:50 モヤモヤの気持ちの中、送迎ワゴンは予定より早く迎えに来て、パンガー湾観光へ出発。

 プーケット島の北・サラシン橋から本土に渡り、パンガー湾国立公園へと向かった。

 

 9:50 最初の目的地「スワンナ・クハ寺院」通称;モンキーケイブに着いた。

 ワゴンを降りると、境内ではたくさんのサルが放し飼いになっていた。

 観光客に食べ物をねだっているサルや、木に登りまるで実のように枝にとまっている?サルなど、すごい数だ。

 九州大分の水族館「うみたまご」の真ん前にある「高崎山自然動物園」で放し飼いのサルは経験があるが、ここのサルはニンゲンの手から食べ物をさっと持っていってしまう積極的な?のもいる。

 

 サルと遊んだあと、大きな岩山の洞窟に入ると、大きな涅槃仏が祀られていた。

 

 寺院の本殿は別にあったが、30分ほどの滞在だったのでそちらは行かずに、洞窟を出たあとは、お経が聞こえる境内でまたサルと遊んで?いた。

 

 10分ほど車で移動し、10:35 船着場に着いた。

 10:45 ここからロングテールボートに乗り込み、カオトクナム川を通ってパンガー湾観光へ。

 

 途中、ガイドさんが英語でいろいろ説明してくれた。ほとんど何を言ってるかわからなかったが、今までビッグ・ウェーブとしか呼ばれていなかった“津波”が、H16のスマトラ沖地震による大津波でプーケットが壊滅状態になってからは、タイでは“TSUNAMI”という単語が使われるようになったと教えてくれた。

 ※タイでは、タイスキ(タイのすき焼き)、タオフー(豆腐)など、日本語がそのまま使われているものがある。

 パンガー湾国立公園はその美しい海と様々な形状の石灰岩の山によって形成される島々から成っており、海の中から直接生えているマングローブ林はタイでは最大規模で、石灰岩の奇岩と同じく海洋動物たちの繁殖場となっている。

 

 パンガー湾に出ると、たくさんのツアー船がいて、ツアーの種類によっては、大きな船から手漕ぎカヌーに乗り換え、パドリングを楽しんでいる人たちもいた。

 特に、ラヤリング島という大きな島の北端にある「ロット・ケイブ」と呼ばれる岩のトンネルをくぐれる場所にはカヌーがあふれていた。自然にできたこういう奇岩洞窟もここらには多い。

 

 11:20 もう一つの目的地「ジェームズボンド島」に着いた。

 ※ジェームズボンド・シリーズの「007黄金銃を持つ男」の舞台として有名になり観光地化された島で、本当の名は「ピンカン島」。島にある奇岩で斜めに倒れたかかった大きな一枚岩がピンカンと呼ばれているため。

 

 中央がくぼんで入江になっている場所に南から着岸。くぼんでいる中央の場所にはたくさんの土産屋が軒を連ねていた。

 左側にはピンカン岩があり、北側の入江は砂浜で、目の前には奇岩「カオタプー(釘の頭の意)」がそびえ立っており、撮影スポットとなっている。

 

 この島を少し歩きたかったのだが、写真を撮ったりお土産を買ったりしていたら時間はすぐ過ぎてしまった。

 

 12:00 島を出発。20分離れた「パンイー島」へ。

 ※イスラムのフィッシング・ビレッジと呼ばれ、少ない陸地の周りの海の上に200軒ほどの家を建てて生活している場所。中にはモスクや学校もある。海上レストランと共に、魚・カニ・牡蠣、特にロブスターやカブトガニの養殖で生活している。

 

 このレストランでまず昼食を取り、その後、その奥に延々と続く土産店を見て回ったが、子供たちは、店内に何匹かいる猫(こんな場所に!)に興味を持って触れ合っていた。

 

 13:20 パンイー島を出発。

 20分ほどでロングテールボートを降り、待っていた送迎ワゴンで帰路へ。

 

 途中、土産店へ寄ったあと、15:00 プーケット島のちょうど中央辺りにある「ジェムズ・パビリオン」という宝石店に寄った。

 ここはただの宝石店ではなく、ロビーには水族館のような天井まで届く大水槽があり、少し待って遊園地のようなゴンドラに乗り、宝石の歴史をたどるアトラクション?を体験した。ゴンドラごとに説明アナウンスの言語が選べるのでわかりやすく、途中に出会う人形も精巧な可動式で、大掛かりな装置は楽しかった。

 その後、別の建物で実際に宝石を加工しているところも見学。僕らはもちろん買わなかったが、子供たちは十分楽しんだようだ。

 

 車で40分ほどウトウトしたら、16:30 ホテルに到着した。

 キノコルームへ直行し、子供たちをママたちに任せ、僕とN氏はすぐさまジープで路上レンタル屋へ。

 

 なんと恐れていたことが、またも現実に! ・・・誰もいないのだ!

 しかたないので、近くの店の人に聞いてまわったところ、3人目の人が路上レンタル屋の電話番号を知っており、電話をしてくれ呼び出してくれた。

 車でやってきたレンタル屋は、怒っている僕らに少しも悪びれることなく、それどころか「約束の時間に俺はいた。お前らが来なかったから延長料金を払わなければパスポートは返さない。」とまで言われてしまった。

 そう言い切るタイ人を屈服させられる程のタイ語力はない僕は、1000バーツと言われたのを500バーツにまけることしかできなかった。

 悔しかったが、無事にパスポートが返ってきた喜びに浸ることにして気持ちを入れ替えた。

 

 キノコルームへ戻り、子供たちと遊んだあと、部屋へ移動し、買ったばかりのラジコンや弓矢、ライフルで遊んだ。

 

 19:00 ホテル前でトゥクトゥクをつかまえ(小型トラックを改造したバンコクで言うところのソンテオを、プーケットではトゥクトゥクと呼ぶ)、一昨日行ったジャンセイロンへ。

 今夜は久々のタイスキだ。有名な「MK」でたらふく食べた。

 

 21:00 帰りは、クタクタの小さな子供たちをN氏と共にタクシーに乗せ、うちの家族とNママは、ホテルまでの1.5kmの道のりをゆっくりと散策しながら戻った。

 

 21:40 僕らがホテルに戻ると、N氏たちはロビーの生演奏を聞きながら喫茶店でドリンクを飲んでいたので、僕らも参加。

 今夜は“精神的な疲労?”が重なったためか、珍しくこのまま就寝した。

 良きも悪きも、充実した一日だったなあ。

 

 明日バンコクへ戻り、明後日はサイアムパークシティという、遊園地とプールが合体したテーマパークへ。<つづく>