先週、4年ぶりに一泊で奥さんとスキーに行ってきた。
 息子も誘ったが、やっぱりもう付き合ってはくれなかった。
 
 息子のスキー板はもちろんカービングだが、
僕と奥さんのスキー板は、なんと昔のストレートタイプ
 カービングを買おう買おうと思ってるうちに時期を逃し、今では逆に珍しくなってしまったストレートスキーが愛おしくて手放せなくなっているのだ。
 
 今回行ったスキー場は「戸狩温泉スキー場
 車で行くのに5時間ほどかかるのだが、ここは超オトクなスキー場なのだ。
 ゴンドラこそないもののスキー場自体がけっこう広く、コースはいっぱいあるし、雪質は悪くなく、息子が小さいときからよく利用してきた。
 今回の旅行費用は、宿一泊2食+リフト2日券付で¥5,900/人 と、びっくりするような値段だ。(※大勢で泊まるともっと安くなる。)
 スキー人口の減少でこんなダンピングをしており、スキー場経営も苦しいんだろうなあ。ただ、僕らにとっては、昔リフトに乗るのに20分ほど待たなければならない混みようだったのが、現在はほとんど待たずに乗れるようになったのはありがたいし、費用も抑えられてうれしいが。
 
 僕の経験では、多彩なコースが有り、それでいてリフトや宿が安くて一番オトクなのは戸狩で、他に斑尾やXjam高井富士、白馬だと岩岳がおすすめだ。(※戸狩は3年前に一つのコースを閉鎖したようで、今年行ったときは今までの3分の2くらいの広さしか滑れなくなっていた。多彩なコースという点では戸狩は外れかなあ。白馬は安く泊まると食事がすごく簡素になってしまうが、他のところの食事はいい。)
 二泊三日で行くときは、最初の日は野沢温泉で滑って泊まり、翌朝Xjam高井富士へ移動し残り2日間滑るという日程取りをすることもある。(※Xjamは昔はよませと木島平とやまびこの丘の4つのスキー場が行き来できたが、今はよませとだけ行き来可。)
 ※今まで行ったことのあるスキー場は、八方尾根、五竜&47、岩岳、栂池、白馬乗鞍、鹿島槍、さのさか、青木湖(閉鎖)野沢、戸狩、斑尾、妙高、赤倉、戸隠、Xjam高井富士、よませ、木島平、やまびこの丘(閉鎖)北志賀竜王、志賀高原発哺、横手山、熊の湯、伊那、ヘブンㇲ園原、乗鞍高原、車山、治部坂、平谷、ダイナランド、ひるがの、札幌テイネ
 ※車で行きやすくてコースが多くておもしろいのは、野沢温泉と八方尾根。高いけど。
 
 奥さんもすでに40代後半、僕に至ってはもうすぐ65歳になるので、2日券を持っているとはいえ、今回実際に滑ったのは、1日めは1時間半、2日めは2時間弱という体たらく?
 僕がすぐに疲れてしまうのは歳のせいか、はたまた太り過ぎのためか・・・。
 

 しかし、まだこのくらい(上記ビデオ参照)は今でも滑れるし、今までに生徒たちや息子・甥姪など大勢教えてきてるので、後ろ向きで滑りながらボーゲンなんてことも簡単にこなせる。

 
 さて、ここからは息子のスキーアプローチを紹介
 
 奥さんが僕の教え子だってのは周知の事実。彼女も中学生の時に他の生徒と共にスキーに連れていき僕が滑り方を一から教えたのだが、息子は1歳のうちから、僕と奥さんが交互に、抱っこ滑り抱え滑りをし、2歳では僕らのスキー板の上に立たせて滑るとを繰り返し、雪やスピードに慣らした
 
 3歳になって、ンタルで実際に板を履かせ抱え滑りをしたり、僕が前で板を抑えてのい合せ滑り(※バックで滑るのは得意だが下を向き続けるこの姿勢は正直きつい!)をして、斜面で下を向くことに慣れさせつつプルーク(八の字)ブレーキのかけ方を教えた。シーズン最後には20m自走もできた
 
 4歳にはスキー板を購入し、僕らが後ろで紐を持って犬のお散歩滑りで、止まったり曲がったりすることよりも、高速で真っ直ぐ下に滑る快感を優先して教えた。これにより、怖くて下が向けずに横に逃げるクセ(多くの人はこのクセがついてしまい上達を妨げるのだ)をつけずに滑れるようになっていった。
 最後にプルークボーゲンでジグザグに行くことを教え、こうして5歳には、山の頂上から転ばずにノンストップでふもとまで滑れるようになった
 
 
 1歳から5歳までの5年間は、僕も奥さんもストックは持たずに、とにかく息子優先のスキーだったのが、今ではなつかしい。
 
 次の教える対象は“孫”かな? それまで僕の体力がもってくれることを祈るのみ!