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 今回は僕のオタク気質の話題・・・。

 

 僕は普段は、いかに安くモノを買うか考えるのが好きだが、未来的で変わったものに飛びつく癖がある。

 42年前の大学時代には、まだ世に出たばかりのビデオカメラとレコーダーを45万円で購入した(この頃のビデオカメラはTV局のような超巨大な大きさだったし、カメラにテープはまだセットできなかった)

 平成のはじめ頃には、勤め先の学校がSHARPのプロジェクターを導入したとき、その機能に目がくらみ、導入業者に「これと同じものを同じ価格で売ってくれ」とすぐに頼んだ。最初は同じ価格にはできないと言われたが、けっきょく定価50万円のプロジェクターを3割引きの35万円で売ってもらった。当時の給与の2倍くらいかな。その後、プロジェクターは3台買い替えてきた

 同じころ、携帯電話が流通し始めた。まだ一般的には持っている人がほとんどいない時期にすぐに買った。

 普通の人は買わないだろう、編集機器多重録音機器MTRマルチトラックレコーダーDATデジタルオーディオテレコテロップ挿入機等)も、パソコンがない時代にはいろいろ買いそろえた。

 

 そんな僕だが、歳と共に少し“冷静”になり、あまりそういうものに飛びつかないようにしてきたが、先月帰国してすぐ55型の4Kテレビを買った

 (※先月まで住んでいたサウジアラビアのコンパウンドの部屋についていたTVが55型で、帰国したら絶対にこのサイズにしようと思っていた。

 

 4Kテレビというのは、今までのフルハイビジョンTVの4倍の画素数になる・・・という話の前に基礎知識を以下に。

 SD;標準画質 画素数720×480(昔のブラウン管TV/アナログ放送/DVD画質)

 HD;ハイビジョン 1280×720

 FHD;フルハイビジョン 1920×1080(ブルーレイ/現在のテレビ画質/地デジは実際は1440×1080

 4K;ウルトラハイビジョン 3840×2160(3840が約4kiroから4Kと呼ばれている。4K2Kと呼ぶこともある)

 8K;スーパーハイビジョン 4Kのさらに水平2倍、垂直2倍の画素数

 

 ※間違えて買わないようにしたいのは、ネットの安価販売に出てくる「4K対応テレビ」ってやつ。これは4K画像は映せるのだが、チューナーはFHDなので4K放送は受信できない。僕は家電量販店で買ったが、その店は「4K対応」は扱っておらず、店の商品は全て「4Kテレビ」とのことだった。

 

 家にはすでにFHDテレビが42型を筆頭に3台あったが、今回の55型の購入で、僕の3階の趣味部屋に42型が来ることになった(3階は今まではブラウン管TV=地デジチューナーのモニターだった。3階にはプロジェクターがあるので。そしてなかなか捨てられなかった2台のブラウン管テレビをやっと廃棄した)

 大型になるとより高精細でないと画質の粗さが目立ってしまうので、55型はやっぱり4Kでないと、と思い買った(サウジのはFHDだった)

 

 プロジェクターを利用していた頃は、プロジェクターで100型サイズにして、コンポで音響アップして、映画館のようにして楽しんでいた。プロジェクターだから、当然TVより画質は悪いが、それよりも大型画面であることを優先していたわけだ。

 しかし、TVもここまで大型になってくるとそれなりに迫力があるし、何より4Kのきれいさにはまってしまうと、もうプロジェクターは見られないなあ。

 

 ここまで書いてなんだがうちの人間はほとんどテレビを見ない。みるのは僕の母親だけで、僕も奥さんも息子家族もTV番組を見ない。

 じゃあなぜ4Kをってことになるけど、テレビで、YOU TUBEやアマゾンプライム、NET FLIX、ディズニー+を観るためだ。

 そのため、ファイヤースティックTVを3台のTVに付けて視聴できるようにしている。今回購入した4KTVには4K用のを購入した。

 今やそれぞれが自分の観たいものを何百何千という番組から選択する時代になっている。

 ぼくの持っている“膨大なビデオやDVD”は、映画好きから始まっているわけだが、上記の変化により、好きなときに好きな映画が見られる時代となり、その収集癖も意味を持たなくなった。

 

 考えてみると、僕が小学生の時の白黒TVだった時代からすると、すごい進歩だ。カラーになり、液晶になり、デジタルになり、フルHD、そして4Kと変化してきた。

 同時にビデオも、ナショナル(現パナソニック)・ビクターがVHS、SONYがβを出し、βが負けてVHSに統一かと思いきや、SONYが小型サイズの8ミリビデオを普及させ、すると負けじとVHS-Cサイズが出て、並行して高画質のS-VHSHi8が出て、そしてDVへと移行してきて、これに翻弄され、僕は何十台のデッキや機材を買ったことか…。さらにLDレーザーディスクウォークマンMDDAT、記憶媒体はFDの後、MOが出てきて、それらもすべて網羅してきた。

 

 いまだに3階の趣味部屋にはVHSテープが、3年前に整理して200本ほど廃棄したがまだ860本残ってるし、Hi8やVHS-Cも230本、DVテープは160本ほどある。CDやDVD、ブルーレイはその数倍はある?(※ちなみにオーデイオテープは780本

 

 タイトルの趣旨とは少し離れて、オタク度披露みたいな内容になってしまったが、寿命が尽きるまでにはこれらのテープや機器は廃棄しないといけないだろうなあ。

 

P.S. 帰国後、4つの部屋の電灯をLEDのシーリングライトに換えた。もちろん電球は全てLEDにはしてあるが、蛍光灯のを一部換えた。換えるにあたってLEDについてもいろいろ調べた。和室だけ換えようと思って、調光式やルーメンなどいろいろ調べてたら、ついつい他の部屋も変えたくなってしまった。LEDのシーリングライトは、蛍光灯とは違ってLEDだけの交換はできず、切れたら全交換だそう。和室のは定価4万円のだから(もちろんそれを超お得に買ったけど)、長くもってほしいもんだ。

P.S.2 そうそう、寿命で思い出した。先週、提出用の年金請求書が送られてきた(2か月後に64歳になるので)。年金って何歳からもらうのがお得なんだろう? 誰か教えてくれないかなあ・・・こんなことを考えなきゃいけない年になったんだなあ。