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 まず言いたい! ヨルダンは物価が高すぎる!

 モザイクアート、そりゃきれいだよ、手間もかかるのはわかるよ。でも直径20cmで1万円はないんじゃない?

 ヨルダンのお金はJD(ヨルダンディナール)といって、1JD=200円である。まずこれが旅行者にはだめ。1JDまけてもらおうとすると、一気に200円まけろってことになる。200円段階での値引き交渉はとても難しい。特に、タイを中心にアジアを旅行してきた僕には、この物価の高さは異常で一気に購買意欲が失せた。

 

 まずはぼやきから入ってしまったが、旅行自体はとても楽しくいいところだったので、ここに3日間の行程とその内容を紹介しようと思う。

 

第1日;死海って本当に浮くの?

 11月中旬、リヤド空港からフライナス航空で、ヨルダンのアンマン空港へ2時間半のフライト。機内食を期待してたら、格安なのでパンにチーズを挟んだだけのサンドイッチと水だけだった。

 昼に到着。

 

 そこから貸切バスでマダバへ移動。1時間余りで死海ほとりにあるリゾートホテルに着いた。

 死海・・・.海じゃない。塩湖として有名。西側はイスラエル、東側はヨルダンと接する。湖面の海抜は地表で最も低く、-430mである。湖面の面積は約600㎢。1960年代の1000㎢から大幅に縮小した。海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の湖水は30%程度の塩分濃度を有する。1リットルあたりの塩分量は230g~270gで、湖底では400g以上ある。高い塩分濃度のために湖水の比重と浮力が大きくなり、人が死海に入っても沈むことができず、湖面に浮かんで本が読めるとして知られる。生命活動には不向きな環境であるため、湧水の発生する1か所を除き、魚類などの生存は確認されていない。死海という名称の由来もここにある。

 

 ホテルには4つのプールがあり、子供用プールもあってとても楽しそうだ。そして少し歩くとプライベートビーチ?(プライベート湖畔?)がある。死海だ。

 死海に来てやってみたかったのは、いったいどのくらい浮くものなのか? 通常の10倍の塩分の辛さは実際どのくらいなのか? の二つだ。

 

 死海に着くと、遠くまで人がいる。遠浅かと思ったら、入ってみるとすぐに足がつかなくなった。というか浮いてしまって足がつかないので深さがわからない。どうもすぐに深いようだが、頭をつけて潜って確かめる気にはならない。水はきれいではなく真っ黒に見える。

 手を使わなくても足を立ち泳ぎのようにするだけで、胸から上は浮いている。足を動かすのをやめて力を抜くと、前か後ろに足が浮いてきて上半身が倒れそうになるため、ゆっくりした立ち泳ぎで体をまっすぐに保っているのがいいようだ。

 

 次の課題、塩分濃度を確かめるため、舌を出してそのまま湖水につけてみた

 うわっ、すごい、、、味わったことがないような重い?辛さだ。唐辛子好きの僕にも、この辛さは痛い! 同行者の中には「インクをなめたみたい」という表現をした者もいたが、それよりもずっと、なんというか重い?のだ。その後ずっと、舌がひりひりしていた。

 

 湖畔には、泥パック用の泥が置いてあり、自由に使えた。この泥を身体に塗ると美容にいいらしく多くの人がやっていた。僕は肌をきれいにするほどの年でもないので遠慮しておいたが、この泥は、ホテルの売店でビックリするほどの価格で売っていた。

 (※楽天でも100g1000円で売ってました。)

 

 その後、プールへ移動し小一時間遊んだが、日中は20℃ほどだったのが夕方は冷えてきて早々に切り上げた。夜は13℃ほどまで下がった。

 (※リヤドはこの日、19℃~32℃でした。)

 

 明日は、死海博物館やネボ山、聖ジョージ教会を見学し、ペトラへ移動する(200km南下)。