ブログ 目次

 香港2日目のつづき。

 スターフェリーで香港島に渡り、ビクトリアピークに向けて、変わったルートで行くことを目標に、歩き始めた。

 まず、セントラル駅を超え右折、利源ストリートへ。ここは東西二本の通りに土産店が集中しており、昼間だからかまだ開店していない店もあり、期待した活気はなかった。

 

 ところが、利源街から少し北西に進んだところにおもしろい通りをみつけた。階段状になった通りの両側に、昼間からすごい数の露店が出ていたのだ。あとで調べたら、ポッティンジャーストリートというんだそうで、階段は花崗岩の石板でつくられているとのこと。利源街より華やかで、ついいろいろ買いたくなったが、この後の日程を考えて、軽いものだけにしておいた。

 

 露天街を早々に切り上げ、西へ進むと、目的のミッドレベルエスカレーターが出現した。道路に設置された20基以上のエスカレーターで、この香港島の斜面を登っていくのだ。どこに出るかはよくわからないが、上がっていくのだからビクトリアピークに近づくのは確か? まあ、違ったら歩けばいっか、と、無料で楽な乗り物?で上を目指した。

 街並みを見ながらソーホー地区を上っていくエスカレーターは、それなりにおもしろい乗り物?だったが、最後のエスカレーターを降りると、いったいどこに出たのかよくわからない。高級そうな屋敷や高層マンションが立ち並ぶ通りに出た。

 

 とにかく動植物公園近くの坂を上へ上がっていった。道が二手に分かれていればとにかく少しでも上へ、と進んでいくと、まったくどこを進んでいるのかわからなくなってしまった。

 今だったら、グーグルマップで現在地を探れるのだが、当時はスマホを買った直後で使いこなせず、ガイドブックの地図が頼りという心細さ。歩きすぎで足が痛くて、坂の途中で座り込みそうになる僕を、息子が支えて?歩いてくれた。

 奥さんはというと、歩くのが好きな人なので、昨夜とは打って変わって機嫌がよく、写真を撮ったりしながら一人足取りが軽かった。

 

 と、目の前にピークトラム乗り場が現れた。やっとビクトリアピークにいけるぞと、待っていると、なんと目の前を素通りしていくではないか・・・。

 満員だから、この中間駅では停まらないんだ。じゃあこの際、ふもと行きでもいいやと逆側を待ったが、そちらも満員で停まってくれない。

 どうしようか迷ったが、このまま歩いて上を目指すのはもうとても無理なので、このまま、ピークトラムの線路沿いにふもとまで降り、そこからピークトラムに乗ることにした。

 

 やっとのことで出発駅まで降りてくると、乗り場はすごい行列。すぐにでも座り込みたいくらいなのに、この行列に立って並ぶのは無理との結論に達し、ビクトリアピーク行きは断念した。

 ※あくまでもタクシーには乗らない。乗ったら負け?だ。

 

 セントラル駅からツィムサーツイ駅まで地下鉄に乗り、14時半、ホテル近くのレストランでやっと昼食。やっと座れた。ホテルを出発してから6時間弱。5時間は歩いたことになる。

 

 そのあと、ホテルで2時間ほど休憩し、18時からジョーダン駅前で買い物をしてから、20時から海岸沿いで始まるシンフォニーオブライツを見に、朝行ったプロムナードへ再び出向いた。

 すごい人出なので、早くから場所を取り、立って待っていたのだが、時間を過ぎてもやらず、けっきょく1時間半待ちぼうけ。周りの人も騒ぎ出し、今日はなぜか中止になったということがわかった。しかたないので明日また来ることにした。

 

 その後、フードリパブリックにて、またまた飲茶中心の夕食を取り、昨夜と同じく22時過ぎ、宿へと戻った。

 

 今日の予定は、かなり空振りが多かったのだが、奥さんだけはなぜか機嫌がよかった。彼女なりに香港を満喫したようだった。

 明日からは、二大遊園地を制覇だ!(今日よりもっと歩かなくてはいけない…)

(つづく)