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 僕は、サウジアラビアで働くことになった。

 サウジを内側から見たその様々な「魅力」の記録第19弾

 今回はやっと行ってきた「アルバイク編」

 ※[albæik]と発音するらしいのですが、僕の周囲の方の呼称にあわせ「アルバイク」と書いています。

 

 アルバイクは、日本でいうところの“ケンタッキー”です。フライドチキンを中心としたサウジの有名なファストフード店。

 いつも行くスーパー横のチキン屋と比較してレポートします。

<よく行くスーパー横チキン屋;;いつもすいてる

<今回初来店「アルバイク」;混みこみ>

 

 10月末にクーラー風邪?で頭痛とだるさが久々に出た中、住居費の支払いをしなくてはならず、ただ、銀行合併前で、市内のATMは使用できなくなっており、おまけにネット振込もできなくて、風邪が治りかけの状態で、直接銀行まで走ることになった。

 近くのモール内の銀行へ、自転車で往復1時間半かけて出かけた。

 しかし、銀行の営業は20時までとなっているのに、行ってみると、おろせるのは平日16時半までと言われ、けっきょくおろすことができなかった。

 それでも、銀行前のATMだけはまだ生きており、一日の引出し限度額まではおろすことができた。でも、これは今回払い込まなければならない額の3分の1。

 

 ということで、3日間、夜、1時間半のサイクリングを続けなければならなくなったわけであるが、同じことを繰り返すのが苦手な僕は、病み上がりなのにもかかわらず、毎日違うコースで、違う店に寄りながらこのサイクリングを楽しんできた。(※ただ、おかげでおしりの皮がむけました。)

 

 そうして2日目に、かねてから入ってみたかったアルバイクに寄ったのである。

 

 前日のぞいた時もそうだったが、客が外にまであふれていて、入るのには勇気がいる。しかし、いざ入ってみると、注文&支払いはほとんど待たずにできた。

 

 厨房で商品を作り、箱に入れて内側カウンターに置くと、別の係が注文票を見てセットを組み外側カウンターで客に渡す方式で、商品を受けとるカウンター前は、人でごった返していた。僕が待つ間、二人の客が、待たされすぎて店員に切れまくっている姿も見た。

 

 一応、電光掲示板に番号が出て、何番までの商品ができているかわかるようになってはいる。でも、これってあくまで“めやす”らしく、掲示板に出る前の番号が早くにできていたり(確認してみた)、番号が来ても、実際にカウンター前に並んで店員に番号を見せないと商品はパックしてもらえないようだ。

 システムがよくわからない僕は、掲示板に番号が出るのをまず待った。25番ほど待って、ようやく自分の番号が表示されたので列に並んでみたが、いっこうにできてこない。そのまま5分ほどボケッと突っ立ったりうろうろしてたら、店員の一人が気が付き、僕の番号を持って、カウンターの中の店員に、これを早く作れ、と言ってくれた。でも、中は戦場のような忙しさ。それが伝わるまでにまた5分ほどかかり、やっと手元に商品が来たときは、注文してから35分たっていた。

 

 では、中身を比べてみよう。

 

 まずこれがよく行くスーパー横のチキン屋のスパイシーセット。これで19SR(¥570)。フムス(ひよこ豆のペースト)がついてる(※僕はこれでフムスが好物になった。アルバイクにはついていない。

 チキンは4ピース(大、中、小、小)入っている。外はカリッとして中は柔らかい。でも、大は味が内側まで浸透していないのが残念。

 他には、ピタパン2枚入りが2袋と柔らかいチップス状のポテト(←これうまい!)、ガーリックソース2個とケチャップ4個付。(※ピタパンは、すぐに食べないと固くて食べられなくなる。)

 注文してから作るので少々かかるが、その間、隣のスーパーで買い物ができるし、客もめったにいないのでほとんど待たない。でもこの店、営業時間が適当で開いていないこともしばしば。

 

 そしてこれがアルバイクのチキンミール・スパイシー15SR(¥450)。お手ふき付。

 チキンは4ピース。でも、上記店より大きい感じ(大、中、中、中?)。スパイシーなたれの色が、肉の筋に沿って入り込んで、内側まで味が浸透してる。ただ、外カリッてほどじゃない。

 他には、ピタパンではなく柔らかいバンズが一つと、マックと同じような細ポテト。ガーリックソースとケチャップは上記店と同じ。

 

 こうして比べてみると、チキンの味は違うが、両方ともうまい。でも、味の浸透具合と大きさ、価格など総合コスパで、軍配はアルバイクかなあ。しかし、店の込み具合まで考慮に入れると、やはりアルバイクは敬遠してしまうなあ。次は、デリバリーで頼もうかな。