僕は、サウジアラビアで働くことになった。
サウジという通常、訪れる機会がめったにないだろう国の内側から見たその様々な「魅力」の記録第3弾。
僕らは「コンパウンド」という塀で囲まれた外国人居住区に住んでいる。G20が決まる前は、その塀は二重になっていたそうで、厳重な様相を呈していたが、現在は、どのコンパウンドも外側の塀は撤去され、道路はその分、無駄に広くなっている。しかし、コンパウンドについては次の機会にして、今回は街へ出てみよう。
街へ出ると、たくさんのショッピング・モールが点在している。グラナダモール、タラモール、サハラ、ハイアット、リヤドギャラリー、ナキール、キングダム、ファイサリア、セントレア、アトヤフ、アルハムラ、オザイム、リマル、パノラマ、リヤドパーク・・・などなど、僕の行ったことのある大きなものだけでも、これだけある。中小規模になると、もっとあるだろう。
中にある専門店は、どれも立派で、日本の物価より高めだ。服や靴、電化製品に至るまでなんでもある。こちらではスマホの5Gは当たり前に流通しているし、コーヒーショップもパン屋も高いがうまい。
イケアもあるし、ダイソーもリヤド市内には2つあり、いずれもモールに入っている(ダイソーは100円ではなく8リアル=240円で売られているが品ぞろえは豊富)。
高層ビルは少ないが、とくに有名なのは2つ。キングダム・タワーとファイサリア・タワー。いずれも特徴的な形をしており、お金を出せば、最上階の展望台にも登れる。
キングダムタワーは、リヤドで最も高い302m。栓抜きのような形が特徴の、サウジの富と技術の象徴のようなビル。
ファイサリアタワーは、250mで、上層階に金の玉がある、これまた特徴あるビル。この金の玉はレストランになっている。
いつか実際に上って、このブログで紹介したいものだ。
しかし、華やかなそういう部分だけではなく、その間々には街のいたるところに、次のような瓦礫の山になっている場所も点在するのだ。
この光と影が、今まさに急成長しようとしているリヤドのおもしろさであり、魅了させられるのである。