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(③の続き)

「子供たちに非日常をいかに楽しませられるか」というテーマで始まったこの旅行。

 今回の目玉の一つである「寝台列車」によって、快適にチェンマイへと向かった一行は?

第3日「チェンマイ市内Wat観光」 

 電車はゆっくりだ。バスだとチェンマイまで10時間だが、電車だと14時間以上かかる。だから、朝は目覚めてからもゆったりと電車旅を味わえた。電車が停まるたびに売り子が乗り込んでくる。僕らは、せっかくなので食堂車に行き軽く朝食をとった。

 

 10:30、30分遅れでチェンマイ駅に到着。改札を出ると、ソンテオの運ちゃんに取り囲まれる。その波に飲み込まれないようにして、駅前のローカル食堂でまず2度目の朝食。取れる時に取っておかないと、この集団、遊び始めたら食事も忘れてしまうから。

 

 ソンテオに乗り込み、20分余りでニマンヘミン通りのホテルに到着。カンタリー系列の「カンタリーヒルズホテル」、そこに2ベッドルームと1ベッドルームの2部屋をとってある。子供たちは、着いて30分もしないうちに、プールに飛び込んでいた。

 

 今日は自転車をレンタルして、チェンマイ市内を走るつもりだったので、僕と奥さんは子供たちをほかの大人に任せて、自転車レンタル店を探しに行った。ネットでレンタルできそうな店を数件探したおいたのだが、なんと一つも見つからない。

 ※ネットでの情報とは裏腹に、チェンマイでは自転車レンタル店はほとんどないので注意。バイクレンタル店はたくさんあるが。

 

 プールで遊ばせておいたら、いつの間にか14時過ぎ。ソンテオでターペー門の南にある自転車レンタル屋へ。

 ※チェンマイ中央には、旧市街と呼ばれるお堀と城壁で囲まれた一帯があり、その東門は一番有名で、ターペー門と呼ばれる。

 その店は、グーグルアースであらかじめ、確かにレンタルをしているのを確認しておいたところ。ボロ自転車ばかりだったが、なんとか9台ゲットした。

 

 幼い子供は後ろに乗せ、次に向かったところはすぐ北にあるトラベル会社。これもネットで見つけておいた小さいけどお得なツアーを扱っているとこ。そこで、明日のサファリツアーを予約した。

 ※現地ツアー予約は、ネットでもできるが、日本人向けは高いので、大手よりこういう店がよい。内容は全く同じなのだから。大手が2,000B以上のところ、僕らは800Bで予約した。なぜ、ネットで予約しておかなかったというと、直接交渉で子供の分をまけさせたかったため。ネットだと大人と同額になるところ、4人分をまけさせることができた。

 

 ここから二手に分かれた。僕と奥さんは、明後日夜に出るアユタヤ行きのVIPバスを予約しに4km東にあるバスターミナル(アーケードと呼ばれている)へ。他のメンバーは、Watチェンマンを経てWatプラシンへ。そこで僕らと待ち合わせをすることにした。

 ※Wat情報は、上記しおり参照。

 

 先に言っておくと、チェンマイではアユタヤと違い、自転車での走行はおすすめできない。アーケードに向かう道も、お堀の内側旧市街も、行きかう車との境がなく、特に子供連れでは危ない。そんな道をアーケードに向かい、奥にある第3ターミナルで13人分の座席をゲットし、Watプラシンへと向かった。

 

 子供たちは、プラシン前の屋台街を散策していた。N氏が買ったバミーが辛くて食べれずにいたのを、着いてすぐにたいらげたが、そういえば、17時になるというのに僕は朝食から何も食べていなかった(朝食は2回食べたけどね)

 

 一緒にプラシンを見学した後、自転車を店に返しに行き、ソンテオでカード・スアンゲーオというデパートの1階にあるタイスキ店「HOT POT」へ向かった。有名なタイスキ店はいろいろあるが、ここはリーズナブルで、子供の好きなバイキング形式なのである。

 ※タイでは、年齢ではなく背の高さで子供料金が変わる。この店にも人型の身長チェック板が置いてあり、金額が決定した。

 スープはテーブルごとに3種類の中から2つ選べ、違った味が楽しめる。ジュースも飲み放題で、子供たちはカクテルを作ることに熱中していた。メニューを見て選ぶより、やはりバイキングは楽で楽しい。90分と時間制限はあるが、思いのほかゆっくりできたし、子供たちも満足いったようだ。

 

 時刻は20時となり、休みなしに動いた一日だったので、子供たちをN夫婦に託し、一足先にホテルへ戻ってもらった。そして、僕ら夫婦とO夫婦は、別のソンテオでワローロット市場へ。

 最初、運ちゃんにナイトバザール行きを頼んだのだが、その北にある地元民であふれかえるワローロットで降ろされた。でも、明日もう一度、子供を連れてナイトバザールに行くつもりだったし、1時間ほどしか回らないつもりだったので、ここはちょうどよい広さだった。

 僕は先ほどの店でおなかいっぱいだったが、O夫婦は、いろいろな露店で食べながら楽しんでいた。

 

 ちょうど雨も降ってきたことから、ソンテオで帰路へ。でも時間は22時前。戻るにはまだ早い。そこで、ニマンヘミン通りでソンテオを降り、フットマッサーに寄った。

 

 23:20ホテル着。もうみんなぐっすり寝ているだろうと思ったら、寝てるのはN氏だけで、子供たちは寝るのを惜しむようにおしゃべりをしていたのだった。  (⑤に続く)