8月6日 広島原爆の日 | くじらぐもびより

8月6日 広島原爆の日

 8月6日。去年はくじらぐもの隣の米蔵で「平和のあかりマーケット」というイベントを開催して集った方と一緒に平和について考えたひと時でした。

 

 今年は、お店をお休みさせていただいて身延町在住の山本晴美さんの歌語り 広島~すずめ~を観に行ってきました。山本さんの歌語りは少し前からこういう方がいる、と話を聞いていてイベントをチェックしていたのです。8月6日は広島出身の私たちににとっても、思い入れのある日です。忘れてはいけないし、伝えつづけていくべきことがたくさんある日だから。その特別な日に山本さんの原爆をテーマにしたイベントがあると知り、導きだな、と思い参加してきました。

 

 

 初めて見た山本さんの歌語りは現在と73年前の8月6日を行き来できるような内容でつらさの中にも希望や温かさのある時間でした。

 

 原爆ドーム近くのベンチですずめにえさをあげている一人のおじさんと山本さんの出会いが話しの核になっています。当時10歳の少年が83歳のおじさんになるまで生きてきた道。山本さんが語らなければ誰も知らなかった。たくさんの方が亡くなって、亡くなった方一人ひとりに人生があったし、生き残った人も戦争がずっと続いているくらい苦しんでいる。生きること、命のこと。ご縁がつながりそこから生み出されるもの。戦争や歴史を知ること、学ぶことは今を生きていくために必要なことだと感じています。

 

 少し前に「米軍アメリカが最も恐れた男 その名は、カメジロー」という沖縄が米軍統治下されていた時に弾圧を恐れずNOを言い続けた瀬長亀次郎さんの

ドキュメンタリー映画を観る機会がありました。

 

 もっと日本人として知っておくことがたくさんあると思います。そこから感じたり、思ったことを今からの未来につなげていきたい、と改めて思った一日でした。