光明が差したとしか、言いようがない | やすらぎ君の「ちょと寄ってらっしゃい!」

やすらぎ君の「ちょと寄ってらっしゃい!」

気が弱いのに、(いつか)自己主張はしてみたい!
人見知りなのに、いつも誰かとつながっていたい!
僕がそうなんですよ!!
誰か、こんな僕を助けてぇって、心の叫びをココで伝えています。

詐欺容疑での裁判当日。

いよいよ、自分の番になり、

726号法廷室に、連れて行かれる。

舞台にこれから出る役者の気分

というのか、

世間のさらし者

という気分なのか?

兎に角、法廷室の袖から入場。

静かな、法廷内。




吉田裁判長、書記の方

検察側は、新人と思われる女性検事一人

被告側は、私と弁護士

傍聴席には、4人の観客。



その様子を私は確かめて、

ああ、雪だから少ない。
予定通り、原告側はだれも出ていない。
しかも、検事は新人だ。

そう思った。


開廷の宣言がなされて、

検察側冒頭陳述が始まる。

詳細は、差し控えるが、

予定通りの作戦で、

私の弁護士との掛け合い芝居が始まる。

ちょっと、喋り過ぎて

裁判長から、話が長過ぎると注意を受ける

それ程の、弾丸トーク。

裁判は、30分ほどで終わりになる。


判決は、後日


そう思っていたが・・・


即日判決が、言い渡される。


「懲役2年4ヶ月」



暫く、間があいて



「執行猶予4年」



えっ!て思った。


弁護士との芝居が上手くいったのか?

でも、私は思った。

吉田裁判長は、両方用意していたと。

裁判当日の内容で、

実刑にするか、執行猶予を付けるか

そう、判断しようと。

判決の説明を聞いていて、

そのように感じた。


こうなると、その後の対応が 天と地。

拘置所に荷物整理に、一旦帰るのだが、

待合室が、グレードアップ。

椅子席の部屋で、オアシスのエアコン。

天井についている、アノ業務用のやつ。

トイレは、個室で、シャワートイレ。


釈放で、あがり!


というかんじ。


ただ、時間が15時を過ぎていたので、

有罪、後日判決の人たちと、同じ護送車。


でも、しっかり区分けされていて、


私は、一番前の席。


彼らは、後ろの席に寄せられていた。


一瞬、彼らの表情が伺えて、

明らかに、羨ましそうだった。



拘置所に着いたのが、夕方4時過ぎてから。

先に、護送車から降ろされて、

例の荷捌き場みたいなところに。

行ってみると、

個室内の、自分の荷物は

すっかり出されていて、持って帰るのみ

にしてある。


「用は終わったんだ。

もう、ここの住人ではないんだ」


そう、思う瞬間だった。


追い出されるように、

手続きが進み、預けていた現金

5000円が、返金された。

ココでは、何にせよ 拇印 の対応。


東京拘置所を後にしたのは、

午後5時過ぎだった。


続く