ITバブル全盛期、SE(システムエンジニア)が高収入を得られるということで、多くの学生がSEを目指していました。
大学で言えば「電子情報科」が花でしたが、その卒業生の多くはITバブル崩壊後 インドや中国のSEへの海外発注で国内のSE需要は大幅に減ってしまいました。
建築業界もバブル崩壊後、スクラップ&ビルドが見直され100年住宅構想やリフォーム志向に向かうのですが、建築不況にもう一つの波が訪れると私は予想しています。
昔の言葉で言えば「黒船来航」
海外建築企業 建築事務所の日本進出です。IT業界に限ったことではなく建築業界にも同じ波がやってくると感じます。
今は、「建築基準法」や独特の耐震基準などで法の違う国からの技術者の流入は防げていますが、やがて建築基準もグローバルスタンダードなものが確立されれば、何処の国の建築士も日本で設計する時代がやってくると思います。
裏をかいせば、日本の建築士の海外進出もありえるということ。
20年前、大学の授業で珍しい「建築英語」という講座がありました。 教授は「将来役に立つから、とにかくノートにとっておけ」とひたすら黒板に単語と和訳を書いておられました。教授は先見の明をお持ちだったと今思います。
今でもそのノートは手元にあるので、役立つ日も近くなりそうですね(^^)
日本にいれば他国の語学力は必要ないという認識は、グローバルな企業が既に壊してくれています。
英語 韓国語 中国語 スペイン語 ドイツ語 フランス語・・
どれか一つでもマスターできればと思いますが、まずは建築に対する自分の色を持つことが先決かもしれません。。
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