住宅ビジネスコンサルティングを極める修験道

住宅ビジネスコンサルティングを極める修験道

船井総研の住宅ビジネスコンサルタント奥野泰弘が日々の気づきをつづります。

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先日、後輩とコミュニケーションをしていました。


彼のお付き合い先で、ライフスタイル提案と空間設計提案、自然素材と工法

にこだわったモデル企業があります。


私もその企業をモデル企業としていたので、

施工面でのコミュニケーションをしました。


一邸一邸こだわった家づくりをしています。


内部造作も無垢材、自然素材を多様しているので、

おさまりの標準化をどうしているか気になっていました。


工務は何人か?聞いたろころ1人という答えが返ってきました。


おそらく、私のけげんな表情を見て、頭の回転の速い後輩は

即座に状況を知らせてくれました。


設計4人

IC1人

それに4人の大工を雇用していているそうです。


ポイントは詳細実施図面をきっちり作成することと、

自社大工に対してさまざまなおさまりのルールを徹底すること。


こうすることで粗利率も25%前後確保できているようです。


それにしてもローコストであったとしても、

総額一千万円を超える住宅で詳細実施図面を作成しなかったり、

おさまりのルールが無い中で工事が行われている現実。


オーナーが知ると、

『えっ!じゃあ、私の家づくりの現場は

依頼する工務店が決めるのではなく、

大工さんが、荒い図面を見ながらなんとなく進めているの?

何それっ!』

という声が聞こえてきます。。。


早急に自社のおさまりのルール化、図面化、詳細実施図面を

外注の設計事務所を使ってでもつくる必要がありますね。


●船井総研 奥野 泰弘のプロフィール
http://www.funaisoken.co.jp/site/profile/profile_75.html

●船井総研 住宅・不動産コンサルタントWEB情報もご覧下さい。
http://www.fhrc.jp/


PHP研究所の方から一冊の本の贈呈を受けました。

『心の操縦術』苫米地英人著


受け取る際に、

『原監督がWBCで闘う前に熟読し、

本物のリーダーになるための参考にしてもらったそうです。』

という布石があったので、早速読んで見ました。


著者は1959年生まれの脳機能学者であり、認知心理学者。

何冊かの著書を読んだことがあります。


その時の印象は、緻密すぎて、実践しづらいと感じましたが、

今回は違いました。


難解な専門用語の数も少なく、一気に読み進むことができました。


ポイントは7つ


1.本物のリーダーは高い視点から状況を俯瞰することができる。


2.人間は日々起こることを、過去の経験則から判断する。


3.日々の現場は矛盾だらけである。


4.現場の低い視点では、矛盾を無くすことはできない。
本物のリーダーは経験則ではなく、その時、その場所で、
判断をしなければならない。


5.そのためには日常生活で習得してきた経験則を
固定的ではなく、変幻自在にとらえ、即断即決する能力が必要である。


6.メンバー個々から信頼されるために、個々の思いを掌握し、
至近距離でその思いについての判断を
臨場感を持って独自の理論で説得し、主導権を握る必要がある。


7.これを実践するとメンバー個々が好意を抱くことになる。


スポーツも、経営でも、組織がある所では

共通のリーダーシップの取り方だと感じました。


最後にこれからチャレンジする方に向けて、

モチベーションが上がる言葉が書かれていました。


『過去、現在の因果ではなく、未来の縁で、

真に自由な選択をするのが真実のリーダーということです。』


私にも不足していることが多々あり、勉強になりました。


ダイエット日記(2008年8月開始)

スタート   95.0kg

現在     87.0kg

       -8.0kg

目標     78.0kg

      あと9.0kg

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先ほどは、期待を持たせたまま終わり失礼いたしました。

答えは完成後1~2ヶ月間、現場を借りることです。


引渡しをして、決済をした後ですので、

住宅ローンの支払いが発生しますので、

その間の住宅ローン、水光熱費を1~2カ月分負担する必要があります。


前提として、以下のように主導権を握る必要があります。

各種イベント、チラシ、HPやOB訪問に協力いただけるお客様としか

家づくりをしていません。


何故なら、家守りとしての当社の成長に期待をかけてくれる方と

本気のお付き合いをして行きたいからです。


主導権を握っているので、イベントをするしないはこちらの自由です。


プランニングのためのヒアリング段階で、

見込み客が望むコトと、

今後戦略的に取り組んで行きたい空間設計が一致しそうな

見込み客の複数にモデルハウスとしての打診を行うのです。


当然、特別協賛をする必要も出てきます。

売価で50~100万円くらいでしょう。


年間40棟ペースの会社で

常時2棟の移動型モデルハウスを

持ち続けている会社もあります。


この会社では、新規の見込み客集客用のイベントと

管理客のランクアップイベントを分けて、

あまりドタバタせずにスムーズに成約までのストーリーを

つくることができています。


折角設営した完成現場をたった3日間で撤去するのはもったいないです。

この方法なら、いつも良い状態で見込み客をご案内することが可能になります。


いかがでしょうか?


今のドタバタから逃れることができる良い手法ではないでしょうか?

頭を下げて、お願いしてできるようなものではありません。


お客様との家づくりの過程において、

主導権を握ればこのようなことが可能になるのです。


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