先日、後輩とコミュニケーションをしていました。
彼のお付き合い先で、ライフスタイル提案と空間設計提案、自然素材と工法
にこだわったモデル企業があります。
私もその企業をモデル企業としていたので、
施工面でのコミュニケーションをしました。
一邸一邸こだわった家づくりをしています。
内部造作も無垢材、自然素材を多様しているので、
おさまりの標準化をどうしているか気になっていました。
工務は何人か?聞いたろころ1人という答えが返ってきました。
おそらく、私のけげんな表情を見て、頭の回転の速い後輩は
即座に状況を知らせてくれました。
設計4人
IC1人
それに4人の大工を雇用していているそうです。
ポイントは詳細実施図面をきっちり作成することと、
自社大工に対してさまざまなおさまりのルールを徹底すること。
こうすることで粗利率も25%前後確保できているようです。
それにしてもローコストであったとしても、
総額一千万円を超える住宅で詳細実施図面を作成しなかったり、
おさまりのルールが無い中で工事が行われている現実。
オーナーが知ると、
『えっ!じゃあ、私の家づくりの現場は
依頼する工務店が決めるのではなく、
大工さんが、荒い図面を見ながらなんとなく進めているの?
何それっ!』
という声が聞こえてきます。。。
早急に自社のおさまりのルール化、図面化、詳細実施図面を
外注の設計事務所を使ってでもつくる必要がありますね。
●船井総研 奥野 泰弘のプロフィール
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