百田尚樹 「夢を売る男」


輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。

スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。

自慢の教育論を発表したい主婦。

本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。

「現代では、夢を見るには金がいるんだ」。

牛河原そう嘯く(うそぶく)ビジネスの中身とは。

現代人のいびつな欲望を抉り出す、笑いと涙の傑作長編。