重松清 「ルビィ」


作家の仕事に疲れて自殺を図ったダザイさんは、一人の少女・ルビィと出会った。

三年前に命を絶った彼女は、「七人の命を救わないと天国に行けないの」。

ダザイさんは、そのノルマを果たす旅に付き合わされ、出会った人たちの心の中に自分と同じ痛みを次々に見つけて−−−。

命の哀しさと尊さに涙する感動の長編。