新しき年に | 果しなき流れの果に

果しなき流れの果に

文筆業を生業とする1970年生まれ。好き勝手ばかりしてきた20。人生について考え始めた30代。ここから先、40代は「誰かのために」をキーワードに書き続けます。弱い自分をさらけ出せる事を目標に進化前進。仕事の依頼も随時受け付けます。

新年、あけましておめでとうございます。
まさに光のごとく、あっという間に2010年は幕を閉じ、いまは2011年。
新しい1年がまた始まりました。

昨年度は、河原さんに密着し、さまざまな事を取材、そして、勉強をさせていただきました。
自分の性格は始めから相手の懐に飛び込めるようなタイプではないので、
最初はかなり躊躇というか、さぐりつつの取材でした。
でも次第に、河原さんの懐の深さを知り、そして、力の源カンパニーのさまざまな人たちの助けにより、どうにかこうにか、1年間の取材を終える事が出来ました。
本当に、ありがとうございました。
ノンフィクションにしろ小説にしろ、そして、テレビ番組の構成にしろ、これまではスポーツを中心にやってきた自分が、「経営者の取材」という、いままでとは180度違うジャンルにチャレンジした。あまりにたくさんのことを勉強しなければならず、だいぶ苦労しましたが、でも、いまは本当に、やってよかった!と思っています。そして結局、自分が描きたいのは、人の生き様であり、また、自分に刺激を与えてくれる人の考え方だったりします。それは、スポーツであっても、ビジネスの世界であっても何ら変わらない。そうあらためて思いました。

おとといは、2010年締めくくりの一風堂を、横浜店でしてきました。
お昼は過ぎていましたが、店の前には行列が出来ていました。
カウンターの向こう側は戦場で、かなりバタバタしていましたが、帰り際、その戦場にいるスタッフからも、「ありがとうございました!」と笑顔で言われ、とても清清しい気持ちになりました。
笑顔とありがとうは、人を幸せにする。そこに、美味しいラーメンがあれば、なおさら!と、そんなことを思いつつ、帰途に着きました。

と同時に、店主はもちろん、アルバイトスタッフ含め、全員が、河原成美なのだ、いや、河原成美でなければいけないのだ、と思いました。河原成美の作った一風堂、そしてラーメンを、社員全員が、代役としてお客様に提供している。だからこそ、大将の魂、情熱を、寸分たがわず伝えなければいけない。そして、それが出来ている店舗は、間違いなく繁盛する。決してよいしょで言っているわけではなく、一人の一風堂ファン、河原成美ファン、そして、一人の、力の源カンパニーの方々が好きな男として、心からそう思います。

今年も、まだまだいきまっせ~。そして、これからも、末永くよろしくお願い致します。

FIN


~果しなき流れの果に~ 『博多一風堂』 店主 河原成美 取材記
~果しなき流れの果に~ 『博多一風堂』 店主 河原成美 取材記