食品売り場の視察が終わると、少し遅いランチ。同じフロアにある簡易レストランへと入った。
いろいろ検討した上、イギリスの伝統的な田舎を出す料理レストランへ。田舎料理……とはいえ、そこは天下のハロッズ、食材は超一級品を使用している。ちょっと庶民の……という感じとはかけ離れている。まあそこはハロッズですし……ね。
僕らがオーダーしたのは、雉のソテー、スープ、そして炒めたものをタコスのようにサンドして食べる料理(すみません、料理名はメモりませんでした)。
とにかく、びっくりするほど美味しかった。一品あたり日本円で2000円前後と、もちろん値段もそれなりだが、味と満足度を考えれば、円高の恩恵もありリーズナブルといえるかもしれない。おそらく日本で同じ食材を使ったそれなりに高級なレストランで食べれば、この1.5倍はとられるはず。
河原さん、ここでもひっきりなしにメモをとっていた。食材のチェック、店舗の内装、キッチン内の構成、「あれは使えるね」とか、「うちの店でもああしてみようよ」と、松本部長や店舗コーディネーターの緒方さんと話し込んでいた。
40分ほどで店を出ると、今度はハロッズのファッションフロアへと移動。まだロンドンに到着して3時間も経っていないのにとにかく動く、そしてメモ。
いつも思っていることではあるが、河原さんの行動力、好奇心旺盛なスタンスには驚く。見習わなければと思うし、自分もそうでありたい。さあ、ここからが本番だ。FIN