新潟夏季開催開幕節とクイーンステークスの結果発表です。



  今節の対象レース

今節のRAKURAIおよびTAREKATSU対象レースは次の通り。

  • 新潟ジャンプS(土曜・新潟4R)
  • クイーンS(日曜・札幌11R)
  • アイビスSD(日曜・新潟11R)

  今節のTAREKATSU馬

今節のTAREKATSU馬は次の通り。



新潟ジャンプステークスとアイビスサマーダッシュは予想なし。


  今節のRAKURAI馬

今節のRAKURAI馬は次の通り。



  新潟ジャンプSの結果

今節最初の重賞は、新潟競馬場の夏季開催最初の重賞となる新潟ジャンプステークス。


 暑熱対策のため午前ラストに

昨年までは、JG1(中山グランドジャンプと中山大障害)以外の障害重賞と同じく8レースに組まれていた。


ところが今年は、暑熱対策のため午前ラストすなわち4レースに組まれ熱中症のリスクが高い状況で行われるため競走中止が相次ぐ可能性が否定できなかった。



RAKURAI馬はフォッサマグナ。



レース結果

  • 1着:②サクセッション
  • 2着:⑪ニューツーリズム
  • 3着:⑧サペラヴィ

蓑島靖典が騎乗した3番人気のサクセッションが優勝。2着は4番人気のニューツーリズム、3着は7番人気のサペラヴィ。


蓑島は、2010年の中山大障害以来の重賞制覇。



RAKURAI馬のフォッサマグナは、3コーナー付近で熱中症を発症して競走中止した。


RAKURAI馬が競走中止したのは、一昨年のNHKマイルカップのバスラットレオン以来。バスラットレオンは、騎手の落馬が中止理由。


コンディション不良を理由としたRAKURAI馬の競走中止は、ここ数年なく札幌競馬場で実況していた本人も落胆を隠せなかった。



フォッサマグナは、前進気勢を欠いたのが中止理由。


障害調教再審査が課された。



 再検討の余地あり

今年の新潟ジャンプステークスは、暑熱対策のため11時35分の発走だったが、フォッサマグナが競走中止。発走時刻の繰り上げは、新潟ジャンプステークスでは逆効果となってしまった。


8月末の小倉サマージャンプでも同じような事象なら来年は発走時刻の再検討が必要。主催するJRAは、競走馬が「暑さによる体調不良で競走中止」となるようなことは絶対に起こしてはいけない。


  クイーンステークスの結果

日曜最初の対象レースは、札幌競馬場の2023年開催最初の重賞となるクイーンステークス。


クイーンステークスは、その名の通り牝馬限定戦。真夏の女王決定戦ということもあってエリザベス女王杯を目指す古馬と秋華賞を目指すクラシック世代が同じ舞台で火花を散らした。



RAKURAI馬はサトノセシル。TAREKATSU馬はイズジョーノキセキ。




レース結果

  • 1着:⑦ドゥーラ
  • 2着:②ウインピクシス
  • 3着:①コスタボニータ

斎藤新が騎乗したドゥーラが1番人気に応え優勝。2着は9番人気のウインピクシス、3着は3番人気のコスタボニータ。


ドゥーラは、優駿牝馬で3着に入り今回のクイーンステークスで見事な勝ちだった。これで秋華賞のリバティアイランドの対抗馬になるのは間違いない。



TAREKATSU馬のイズジョーノキセキは伸びを欠き5着。RAKURAI馬のサトノセシルは、見せ場なく馬群に沈んだ。



RAKURAI馬のサトノセシルは見せ場なく馬群に沈み11着惨敗。



  アイビスサマーダッシュの結果

今節最後の重賞は、新潟競馬場で行われた直線1000m戦のアイビスサマーダッシュ。




RAKURAI馬はファイアダンサー。




レース結果

  • 1着:③オールアットワンス
  • 2着:⑩トキメキ
  • 3着:②ロードベイリーフ

石川裕紀人が騎乗した9番人気のオールアットワンスが優勝。2着はトキメキ、3着は12番人気の伏兵ロードベイリーフ。


石川は、ジュンライトボルトに騎乗した昨年のチャンピオンズカップ以来の重賞制覇。前日の新潟6Rで落馬したC.ホーに代わっての騎乗でオールアットワンスを2度目のアイビスサマーダッシュ優勝に導いた。



RAKURAI馬のファイアダンサーは、スタート直後の出遅れが最後まで響き屈辱のシンガリ負けに終わった。


RAKURAI馬のシンガリ負けは、昨年の毎日王冠でレッドベルオーブが喫して以来。


 外枠には厳しい結果に

今年のアイビスサマーダッシュは、外枠にとって厳しい結果になった。



大外枠が馬券圏内に入れなかったのは一昨年以来。この時はオールアットワンスが優勝。


8枠に加えて7枠も馬券圏内に入れなかったのは2010年以来13年ぶりの珍事だ。



6枠から8枠までの外枠全滅は、創設年だった2001年以来で開幕節の日曜メインでは、初のことだった。



 人気どころ総崩れ

今年のアイビスサマーダッシュは、9番人気の伏兵オールアットワンスが優勝。


3着には更に人気薄のロードベイリーフが入り三連単は80万超の波乱となった。



内枠の人気薄が1着と3着に入った一方で外枠に固まっていた上位人気3頭は、全て着外となり今年は荒れる決着となった。



上位人気は、2番人気のシンシティが6着、3番人気のスティクスが9着、そして1番人気のファイアダンサーに至ってはシンガリ負けに終わった。



ファイアダンサーは、スタートで終わった感じだった。



  節目が目立つ節

今節は、JRA通算勝利数が節目となった騎手が目立った。

  • 松田大作:7/29の札幌で500勝
  • 団野大成:7/29の新潟で200勝
  • 横山武史:7/29の札幌で500勝

 松田大作は500勝

29日の札幌競馬場4レースで松田大作がJRA通算500勝を達成した。



 横山武史も500勝

29日の札幌競馬場11レースのSTV賞では、横山武史がJRA通算500勝を達成。この日の札幌競馬場は、4レースで松田大作が500勝を達成しておりダブルの快挙となった。



 団野大成は200勝

29日の新潟競馬場8レースで団野大成がJRA通算200勝を達成した。



本来なら得意の中京競馬場で決めたかったはず。


  今節のTAREKATSU馬の成績

クイーンステークスは5着だった。



今年のTAREKATSU馬の重賞通算成績

  • ①着:6
  • ②着:6
  • ③着:7
  • ④着:1
  • ⑤着:3
  • 着外:13
  • 除外:0
  • 中止:2
  • 棄権:40

今節は、掲示板に載ったが馬券圏外に終わり2節連続の馬券圏内とはならなかった。


  今節のRAKURAI馬の結果

今節のRAKURAI馬は、屈辱的な結果だった。




今節の結果

  • 土曜・新潟04R:競走中止
  • 日曜・札幌11R:11着
  • 日曜・新潟11R:18着

今年のRAKURAI馬の重賞通算成績

  • ①着:22
  • ②着:11
  • ③着:6
  • ④着:3
  • ⑤着:9
  • 着外:29
  • 除外:0
  • 中止:1
  • 棄権:3

新潟ジャンプステークスは競走中止、クイーンステークスは11着、アイビスサマーダッシュに至っては18着のシンガリ負けの完敗。しかも新潟の2つの重賞は、締め切り直前では1番人気だったことから期待を裏切られる結果だった。今節は札幌競馬場でクイーンステークスを実況していた本人は落胆したはず。


今月のRAKURAI馬は、プロキオンステークスの2着が対象レース唯一の馬券圏内。それ以外は全て馬券圏外で社杯(ラジオNIKKEI賞)の5着以外は、掲示板にも載らない着外と屈辱的な結果に終わり今年初の月間未勝利となってしまった。


  次節の対象レース

次節も、新潟競馬場と札幌競馬場の2場開催。



新潟競馬場のメインは、土曜が新潟日報賞、日曜がダート重賞のレパードステークス。


札幌競馬場のメインは、土曜が札幌日経オープン、日曜がダート重賞のエルムステークス。


西日本主場開催は、次節も暑熱対策のため行われない。


次節の重賞競走は次の通り。

  • エルムS(日曜・札幌11R)
  • レパードS(日曜・新潟11R)

今節は、新潟ジャンプステークスが競走中止、アイビスサマーダッシュがシンガリ負けでクイーンステークスも二桁着と屈辱的な惨敗で月間未勝利に終わったRAKURAI。8月の月間未勝利は避けることができるか。