妻と2人の子どもがいて単身赴任中
アラ還のつるし、お酒が好き、そのため健康面は非常に気になります
また、趣味の下手の横好きのゴルフ、どうした上手くなるか？
そして一番気になるのは老後！
これから豊かで穏やかな生活ができるよう日々勉強中
秩父・小鹿野の「両神温泉 薬師の湯」で車中泊をした夜のことです
58歳、初老に片足を突っ込みつつある私にとって、深夜2時の“あの”尿意ほど残念な訪問者はありません
せっかくの快適な車中泊も、一瞬で現実に引き戻される——そんな気分でした
ところが、車のドアを開けた瞬間、その気分は一変しました
外に広がっていたのは、まるで天空に吸い込まれそうなほどの 満天の星空
暗闇に透ける山影、空気の冷たさ、静寂。都会では味わえない、心が一瞬で澄み渡るような夜でした
「これは…得したかも」
眠気と歳相応の悩ましさを抱えて起きたはずなのに、一気に目が覚めました
普段なら煩わしいだけの深夜の生理現象も、旅先では思わぬプレゼントに変わるものです
両神温泉の澄み切った空気と、星の輝きがもたらす特別な“夜のご褒美”
車中泊をしていると、こうした小さな奇跡に出会えるからやめられません
それにしても、歳を重ねるとトイレが近くなるのは否めませんが、悪いことばかりではないですね
58歳の新たな視点で、旅先の夜を楽しめるようになったのだと前向きに思えました
夜空を見上げながら、
「また来よう、次は星を見に、あえて夜中に起きてみるのも悪くない」
そんなことを思った秩父の夜でした
