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先日、久しぶりに「秩父市上吉田」にある名店――その名もズバリ「合角(かっかく)そば」へ行ってきました!
このお店、合角ダムのすぐそばにひっそりと佇んでいて、秩父市街からはかなり離れた場所にあります。
いわば、地元民と“そば通”だけが知っている穴場スポット。
そんな店を、私は数年前、小鹿野の毘沙門天水を汲みに行く途中で偶然発見したのです…あの日の運命に感謝!
今回はちょっと出遅れて、いつもの開店直後11時ではなく11時30分に到着。
すでにほぼ満席で、お店はご夫婦が二人三脚で回している様子。
厨房からは天ぷらを揚げるサクサク音、そばを茹でる湯気…なんとも食欲をそそる。
しかし、ここで一つ試練が。
なかなか注文を取りに来てくれない。
通常の私なら「ちょっと遅くない?」と心でつぶやくところですが、今回はなぜか穏やか。
15分ほど経って、ようやく注文を取りに来てくれたご主人が「遅くなってすみません」と一言。
私は即座に「いえいえ、気にしないでください」と返答。
だって、オープンキッチンで一生懸命にそばを茹で、天ぷらを揚げている姿がもう…尊いんですよ。
思わず心の中で「頑張ってください!」とエールを送りました。
そして、ついに出てきたおそば――
う、美味いッ!!

茹でたてのそばの香りと、サクサク天ぷらのハーモニーが、山奥で静かに鳴る風鈴のように心に沁みる…。
これはもう、間違いなく「また来る」と誓ってしまう味。
秩父の自然に囲まれながら、心もお腹も満たされた一日でした。