第1回本のサナギ大賞(ディスカバー21主催)受賞作の滔々たる紅(志坂圭氏)を読んでいます、失礼ながら全く知らなかった作家ですが面白い!


吉原を舞台に母親から女衒に売り渡され花魁となっ駒野を主人公にした物語、かなり当時の様子が詳細に描かれており色々調べて書いたんだなあと思います。漫画化もされているようです。まだ2/3ぐらいまでですが今後は波乱の予感あり。


このような作品は浅田次郎氏の個人的には最高傑作と思っている「蒼穹の昴」に似ているのではないかと思ったりします。貧しい糞拾いの少年である李春雲(リイ チュンユン)である春児(チュンル)が中国清末期の王朝で宦官のトップに立つ物語、背景は違いますが何となく似ています。


今後どうなるか?通勤電車の中でわくわくして読んでいます。