ナイアシン2,500mgに増量して10日くらい、フラッシュはあるのこともありますがそんなにひどくない、フラッシュはないこともあります。どうにか体が慣れてきたのかな、と思います。
私としては耳鳴り軽減のためをメインの理由で服用、すでに書いていますが血圧が下がりました、これはナイアシンの血管拡張作用によるものだと考えています(+ビタミンEの血流改善作用も加わって)。
ナイアシン、別名ニコチン酸はビタミンB3とも呼ばれますがビタミンの定義は体内で生成できないものであるためナイアシンはこの定義からは外れます。必須アミノ酸の一つであるトリプトファンから体内で合成されるためです。
ハーパー生化学にはニコチン酸は高脂血症の治療に1~6g/日でオーダーされてきたがこの量は血管拡張、顔面赤面(紅潮)症と皮膚過敏症を引き起こす、ニコチン酸とニコチン酸アミドの両方を500mg/日以上のレベルで摂取すると肝障害を引き起こす、と記載があります。ナイアシン6gはさすがに多すぎでしょう、生化学の成書にもナイアシンのフラッシュのことが書いてあるとは驚きです。さらにハーパーの生化学を見るとにニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)とニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH+)はナイアシンから生成されるともあります。NAD+とNADH+
はTCAサイクル(クレブスの回路、クエン酸回路)の中でも重要な役割を担っています。ということは非常に重要な物質であるということですね、ナイアシンは。