久々に風邪気味のため昨日からビタミンCの頻回服用をしています。早く調子を戻さないと。


ところで麻野涼氏の「ハーフブラッドの沸点」を読了。第二次世界大戦後に米兵と日本人女性との間に生まれた子どもを養育してきたエリザベス・サンダース・ホーム出身の6人が過去に受けた強烈な差別への復讐劇です。

麻野氏は別名でもともとノンフィクションを執筆していたのでかなり細かな描写で骨太の小説です。読み応えはかなりあり、氏の小説はいろいろ読んできました、暴走弁護士シリーズや臓器売買に絡む死の臓器、死の刻、三叉路ゲームなどです。暴走弁護士の中でも空白の絆も今回のように戦中・戦後の関連の話ですし結構終戦前後の時代背景が多き気がします。今はハーフと言っていますが昔は確かにあいのこと言っていました。

現実かなりの差別を受けていたと思いますが、まあ、今回の河崎晋之介はひどすぎます。