鳴神響一氏の警察庁ノマド捜査官 朝倉真冬 ①網走サンカヨウ、読了。


脳科学捜査官 真田夏希シリーズが続いている中、昨年から本作もシリーズ化されています。鳴神氏の小説は刑事特捜隊 伊達政鷹シリーズも読んでいます、これはシリーズといっても2巻のみ。


本作は現時点で4巻発刊済。Amazonの評価を見ると★3.9ですがコメントでは結構酷評されています。でもそんな酷評するような内容ではないと思います。たしかに犯人は途中である程度推定できますが…。本作がいいのは結構その地域の料理や名所、地理などを詳しく記していることです。現在2巻目の男鹿ナマハゲ事件を読み始めていますがナマハゲのことなど結構詳しく記されています。


本シリーズは犯人を捜すのも目的ですが一番は警察の不正を暴くこと、このような作品もあると思いますが本シリーズは犯人捜し+警察の不正を暴くことが同時進行で行われ、必ず地元の警察に助けてくれる刑事が言うということ、そういう面から読むと面白いと思います。


酷評するほどではありませんが単に犯人捜しだと確かに非常に面白いとは言えないでしょうがいろんな面からストーリがなっていることからすると面白いのではないでしょうか。