中山七里氏の人面島、人面瘡探偵読了、読む順序が逆になりましたが全く問題ありませんでした、話がつながっていませんでしたので


人面島が横溝正史氏の小説に似ていると思いましたが1巻目の人面瘡探偵の解説を片岡鶴太郎氏が書いており、やはり中山氏は横溝正史氏にあこがれていたと書かれており納得。


横溝氏ほどおどろおどろしい内容ではありませんがストーリーは似ています。2巻とも遺産相続に関する内容、それも田舎の資産家、犬神家の一族と同じ設定です。かなりの田舎、もしくは絶海の孤島ですので当たり前ですが身内が犯人、その理由というのもやはり横溝氏の小説に似ていますが、決して真似をしたということではありません、中山氏もこのような小説を書くんだ、本当にバリエーション、引き出しの多い作家です。