大阪の新今宮での「聖地巡礼 新今宮スタディツアー」に参加しました。

このツアーは、新今宮の多様な側面を学びながら巡る2時間の旅で、地域を知り尽くしたガイドが普段はなかなか入れない場所について詳しく理解することができました。

今回のガイドは漫画家のありむら潜氏。素晴らしい説明!

まずは「労働の聖地 西成労働福祉センター」を訪れました。ここでは、日雇い労働の歴史とその仕組みについて学びました。実際に施設内に入り、労働者への支援システムを間近で見学することができ、とても興味深かったです。

「あいりんシェルター」では、支援・福祉の現場を見学しました。夜に寝る場所がない方々にベッドを提供する施設で、支援のリアルと最先端を学ぶことができました。新今宮ならではの支援・福祉の実態をその目で確かめることができました。


その後、「宿泊の聖地 太子」に移動しました。ここでは、日雇い労働者向けの簡易宿所から、世界中からバックパッカーが訪れるゲストハウスまで、様々な宿泊施設の歴史と今を見学しました。労働者向けの宿から転換した施設の内部も見学でき、とても興味深かったです。

次に訪れたのは「芸能の聖地 山王」です。ここでは、かつて400人を超える芸人が暮らした地域で、昔ながらの風景が残っていることに驚きました。今にも芸人が現れそうな懐かしい街並みを巡りました。

そして「娯楽の聖地 新世界」では、新世界の古き良き時代と現代の華やかさを学びました。劇場やアミューズメントが揃う新世界の魅力を、深く理解することができました。


最後に、「通天閣」でツアーは終了しました。初代の通天閣が焼失し、その後復興した通天閣の歴史などを学び、大阪のシンボルとしての通天閣の魅力を改めて感じることができました。

このツアーを通じて、新今宮の多様な魅力を再発見し、地域の歴史や現状について深く学ぶことができました。ありむらさんのの熱心な解説により、とても充実した2時間を過ごすことができました。新今宮の懐の広さと街の違いを実感できる素晴らしいツアーでした。おすすめです。