GPT呪文

まずチャットGPTを使って勉強するときに気をつけておかなければならないことを確認しましょう。チャットGPTは、個別の情報や具体的な情報、特に新しい情報に関しては、まだデータを獲得していないことがあり、不正確だということです。チャットGPTのサーバーには、原則として2021年9月までの大量のデータが格納されていますが、情報が個別化すればするほど情報源が少なく、その精度は下がっていきます。

 

その一方で、一般的な情報であれば、多くの情報源からの共通する情報に、基づいていると考えられるので、精度が高くなっていきます。その点を踏まえた上でチャットGPTには個別の情報よりも、一般的な情報について質問することが良いでしょう。私がいろいろ試してみたところ、Web 3.0のような、非常に多くアクセスされている、情報源が豊富なモノに関しては、最近の情報でもうまく答えてくれることがあります。

 

例えば「今治市で今流行っているおいしいケーキ屋さんを教えてください」 のような質問にはチャットGPTは正確に答えることができません。その情報源を獲得することに追いついていないからです。その一方で「ローマ時代の皇帝の権力について教えてください」のような質問には、かなり正確に答えることができます。確立した情報源が大量に存在するからです。

 

とはいってもこのような学術情報をGPTに尋ねると、難解で難しい回答が戻ってきますよね。特に自分の専門分野でない情報に関しては、わかりやすく教えてもらえば教えてもらうほど、助かります。そこでチャットGPTの解説をわかりやすくする方法です。

 

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チャットGPTの解説をわかりやすくするためのキーワードはズバリ

「小学生に教えるように,わかりやすく教えてください」

です。やってみましょう!

 

まずは普通に。

 

「ブロックチェーンについて教えてください」

 

 

わかりにくい回答が返ってきます。

 

そこで,こう質問してみましょう。

 

「ブロックチェーンを小学生にわかるように説明してください」

 

以下チャットGPTより抜粋

 

ブロックチェーンは、情報をたくさんのコンピューターに分けて保存する方法のことを言います。この情報は、小さな箱(ブロック)に入れられて、それぞれの箱が鎖のようにつながれています。

ここでのポイントは次の3つです:

  1. たくさんの友だちが見ている: たくさんのコンピューターが同じ情報を持っているので、誰かがうそをつこうとしても、すぐにみんなにバレてしまいます。だから、情報はとても安全です。

  2. 過去のことは変えられない: 一度情報が箱に入れられて鎖につながれると、その情報は変えられなくなります。だから、昔の出来事を変えることはできません。

  3. 自動で動く約束: ブロックチェーンには、自動で動く約束のようなものもあります。これは、約束の条件が満たされたとき、自動的に行動が起こる仕組みです。例えば、「お小遣いをもらったら、すぐに貯金箱に入れる」という約束をすると、お小遣いをもらった瞬間に、自動的にお金が貯金箱に入るような感じです。

このように、ブロックチェーンは情報を安全に保存したり、自動で約束を守ったりする便利な技術です!

 

ここまでチャットGPTより抜粋

 

断然わかりやくなりました。人間に質問するのは恥ずかしいことでも、GPTにならどんどん質問できますね。

 

これを生成音声(Amazon Pollyなど)を活用して耳で聞いて学習するのもよいです。自分の頭脳の穴を埋めることができますね。