昨日は療育相談の日でした。

 

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今回は 来春小学校に入学する Hくんのお母さんから

 

「えんぴつの持ち方がなんか変なんです…気になって…」と。

 

お持ちいただいていたくもんの宿題を その場でHくんにやってみてもらいました。

 

えんぴつの持ち方、手指の使い方など とくに気になる様子はありません。

 

Hくん本人も 私に見られている緊張感もあり 得意気にサクサクと宿題をこなしてくれます。

 

2枚目に入ったころから ちょっとずつ見えてきたのが

 

えんぴつを持っている右手。

 

机に置いている右ひじが徐々に外へと開き気味になってきます。

 

それに合わせて 手指が斜めになり 紙も斜めにずれてきて… と

 

ここまで見えてきたら 

 

「えんぴつの持ち方が気になる」 原因として考えられるのは

 

座っている姿勢の崩れ です。

 

そこで お母さんに確認。

 

・日によって「持ち方」にバラつきがあるか?

 

・上手に持てているときは宿題にかかる時間は短く 持ち方がイマイチの時には宿題も時間がかかるのでは?

 

どちらもYESビックリマーク でした。

 

 

 

もともとからだを支えて 手足を使いこなすことに弱さがあり

 

日中の活動によって疲労しやすく 体力の回復にもちょっと時間がかかる

 

手先だけでなく からだの使い方全般に不器用さがみられるHくん。

 

机について宿題をするとき

 

体力も残っていて元気いっぱいのときには 姿勢も安定してサクサクこなせますが

 

ちょっと遊び疲れていたり お腹すいてたり なんだか気持ちがのらない時は

 

机に胸をくっつけてもたれながら座っているので

 

頭と机面の距離が近すぎて 文字を書こうとすると腕が外側にどんどん開いて

 

顔が机にどんどん近づいて えんぴつの持ち方もゆがんできて 字もきれいにかけなくて

 

なんだかうまくいかなくて 間違えも増えて 宿題終わらなくて イライラして 悲しくなって…汗

 

悪循環になっている可能性があることを説明しました。

 

 

 

対処方法として

 

・宿題に取り組むタイミングを変えてみる 疲れているときは無理をさせない

 

・「今日はイマイチかな」と感じたら 宿題の途中でも中断して切り替える(おやつを食べる・お風呂に入るなど)

 

・机とイスの高さのバランスを調整する

 

を提案しました。

 

Hくんのお母さんからは

 

「持ち方ばっかり気になってて、座ってる姿勢はみてませんでした~今日から気を付けてみます音譜 」と

 

言っていただきましたニコニコ

 

 

 

5,6歳頃からお箸 えんぴつ はさみ などなど いろんな道具を使うようになると

 

不器用さも目に付くようになりますが

 

手をつかう 道具を使うときの姿勢を正すだけで 上手に使えるようになることもあります。

 

Hくんも年長さんになってから 運動量が格段に増えて からだもしっかりしてきたので

 

不器用さは徐々に目立たなくなってくると思います。

 

からだを使ってしっかり遊ぶことが なにより大事。

 

たくさん遊んで からだ作り 土台作りを進めて

 

小学校でも楽しく過ごしてほしいと思います照れ